山梨フットボール

「『吉田監督に言われなきゃできない』じゃなくて、試合に出ている選手が感じて話さないといけない」小椋祥平【無料記事 11月21日の練習場から】

【11月21日の練習場から】

チームの輪を意識して”どれくらい言うべきか、言い過ぎにならないか”を常に考えている小椋祥平。チームの力が高まっているのに勝利を手にできない今、小椋の存在は大きく、彼の言葉は金言だ。

「吉田監督に言われなきゃできない」じゃなくて、試合に出ている選手が感じて話さないといけない

 

――新潟戦、ドゥドゥが後半途中(62分)投入されるまでの攻撃についてはどう感じていましたか?

トレーニングでやったことや吉田(達磨)監督が「こういうシーンが増えるから、こうやろう」ということをできたという意味ではよかったけれど、ドゥドゥとクロ(黒木聖仁)では特徴が違う。クロはタメて(相手のDFラインの間に)潜って行ける時間を作ってくれるが、ドゥドゥみたいにターンして一人で持っていける選手ではない。クロが出ているときに潜って行くシーンが増えることはいいと思うけれど、そればっかりになるとよくない。単調になるとクロがボールを収められないと、キツくなる。新潟戦の前半に関しては思い切りの良さは少し足りなかったと思う。(18分に失点して)後半は点を取らないといけないとなって、ハーフタイムに監督にハッパをかけられてゴールに向かう姿勢は出たと思う。

勝たないと降格の可能性が高くなる試合だったから、俺がもっと話をすればよかったとは思います。(前掛りに来るだろうと思っていた)相手に対して全部受けに回るのではなく、相手のミスに対して自分たちから積極的にボールを奪いに行く姿勢をチームとして状況判断の中で出せればよかったと思う。

試合2日前に髪をバッサリ切った小椋祥平。イケてる新型ヘアースタイルで、笑顔でサポーターに挨拶する姿を見たい。2試合連続で。

試合後、吉田監督は選手に対して「(新潟がもっと出てくるという前提だった)スカウティングのミス」という話をしたけれど、監督の責任にするのではなくて試合に出ている選手が(新潟が思ったより出てこないということを)感じて、「出てこないなら、ボールを奪いに行こう」という話が出ていればよかった。監督の意図に逆らうということではなくて、監督に言われなきゃできないのではなく、試合の中で選手同士で話をすればよかった。

次の試合は大宮どうこうじゃなくて、広島や清水が勝てば俺たちも勝たないといけない。(勝点3を)取りに行くだけの試合。新潟戦とは違うものを出せると思っています。

 

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