山梨フットボール

伊藤彰ヘッドコーチ「若い選手の成長には自信を付けさせることが大事になる」【無料記事 2018ヴァンフォーレ甲府新体制発表会見】

【2018ヴァンフォーレ甲府新体制発表会見】

大宮のアカデミーでU-18のプレミアリーグEAST昇格など大きな実績を残した伊藤彰ヘッドコーチ。クラブは違えど、吉田達磨監督と似た道を歩んできた伊藤ヘッドコーチと吉田監督の相乗効果に期待したい。

「若い選手の成長には自信を付けさせることが大事になる」伊藤彰ヘッドコーチ

 

今シーズンからヴァンフォーレ甲府のヘッドコーチになりました伊藤彰です。よろしくお願いします。先ほど佐久間悟GM、吉田達磨監督が仰ったように監督のサッカーをしっかり体現できるように選手、監督をサポートしながらJ1に1年で復帰できるように頑張っていきたいと思います。

――伊藤ヘッドコーチ(45歳)が大宮のアカデミーで指導していた時代に吉田達磨監督(43歳)も柏のアカデミーで指導していて、時期が重なっているんですね?

アカデミー時代から吉田監督とは面識があるというか、よくサッカーの話をしていました。

――大宮と柏はアカデミーの交流が多かったんですか?

そうですね。スタッフ同士も仲が良かったです。

――お互いに現役時代はミッドフィルダーでサッカーの志向も近いんですか?

吉田監督が体現するサッカーはアカデミー時代からよく知っていたので、一緒にできると思っています。

――志向が近い2人が監督とヘッドコーチで揃う今季ですが、伊藤ヘッドコーチは自身の立ち位置、役割をどう捉えていますか?

これだけ大きな人数のチームなので選手と監督の間に入って監督のやりたいサッカーを選手に伝えていくことが大事な仕事になると思います。吉田監督といろいろなことを話しながら共有するところは多くあるので、伝える役割は本当に大事だと思います。監督一人で全部に目が行き届くというのは無理があると思うので、そういう面でも選手のマネージメントでしっかりサポートしたいです。

――去年は大宮も甲府も残留争いをする中で勝ち切ることでは苦労しました。J2になれば勝てる試合は増えるとは思いますが、J1昇格という目標を達成するためには勝ち切ることとやりたいサッカーを同時に成し遂げることは簡単ではないと思います。この両輪を上手く回すために伊藤コーチの立場で大事だと思うことは何ですか?

そういう意味ではストライカーは大事になると思います。私も昨年、大宮で監督をやらせていただいたときに大事になった部分です。甲府も昨年は苦労した部分だと思います。この面では前線の日本人ストライカー、ブラジル人選手、中盤より前のタレントのある選手がしっかり働いて点を取れないとJ1昇格は難しいと思います。佐久間GMが話したように70得点(シーズン合計)、1試合平均0,9失点は大事な数字になると思います。そこをしっかりとサポートしたいです。

――これからの甲府は大卒のアカデミー出身選手や山梨所縁の選手が増えると思います。また、チームは若い選手が増えました。日本人選手の成長という点では勝ちながら彼らを伸ばすということも大事になると思いますが、どうお考えですか?

まずはしっかりと経験をすることが大事になると思います。得点を取る形などで自信を付けさせることが大事で、それをトレーニングの中で見せられるようにすることが必要だと思います。

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