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山本英臣「不細工な試合になったが、このチームを勝たせたいと一番思っている気持ちを出せて勝ちに繋がったことだけは満足できる」【無料記事 第4節 福岡0-2甲府 選手コメント】

故障の不安が小さくない中、中2日で公式戦2試合にフル出場し、連勝に貢献した山本英臣。37歳となればコンディショニングでは若い選手よりもやることは多く時間もかける。多くのことをやった末の素晴らしい結果で、それを近くで見て、感じ取ることができる若い選手は伸びるはずだ。

【2018明治安田生命J2 リーグ 第4節 福岡0-2甲府 選手コメント】

#4 DF 山本英臣「不細工な試合になったが、このチームを勝たせたいと一番思っている気持ちを出せて勝ちに繋がったことだけは満足できる」

――ルヴァンカップから中2日の福岡戦に山本選手が先発することは予想できませんでした…。

監督からは「コンディションはどうか?」という話がありました。「行け」と言われれば行くつもりで準備はいつも通りやっていました。

――中2日の90分はキツかったですか?

試合をもう少しコントロールすることを求められていたと思います。その意味では不細工な試合…。疲れを言い訳にしないで、もう少し上手くできればよかった。チームとして、もう少し早く(ポジショニングなど)準備ができたらボールを持てるところは沢山あったと思います。

――前半は甲府がやりたいことをある程度発揮しての0-0と感じていましたか?

攻撃の入り口としては入りやすかったけれど、シュートにいくところの迫力とかでは前半は消化不良というか、もう少し行けたと思います。その意味では反省が多い試合。でも、勝って反省できるのは…勝つためにメンバーに選ばれているので、最低限のことはやれたと思います。

――少し時間がかかりましたが、リーグ戦初勝利という結果が出たことはよかったですね。

内容はよくなかったので、もう少し内容がいい試合をして勝てればよかったですけど、勝って反省できるのがいいことだと思います。

――後半の15~20分くらいまでの時間帯は決定機を何度か作られましたが、この時間帯はどんなことを考えていましたか?

決定機の手前で止められたと思う場面は沢山あった。相手に足を振られるところまでいかせてしまったのはよくないけれど、相手の能力を考えると――福岡のホームだし――後半にああいう時間帯があることは想定内。あそこ(決定機)までいかれるのは想定内ではないけれど、押し込まれたり盛り返されたりすることは想定内と思っていました。

――開幕戦は先発、その後の公式戦は3試合出番がなく(第2節はベンチ入り)、ルヴァンカップ第2節で先発して、今節も先発。試合に出られないときはどんなことを考えていましたか?

チームはいいサッカーができていたのに、自分たちで“できていない”ように思ってしまったり、自分たちで自信を失ってしまったりするような試合もありましたが、悲観する必要はないと思っていました。あとはどう点を取るか。J2は勝たないといけない。できることは後ろからラインを上げることだけど、今日はあまりできなかった。ただ、点は入るので、守備のベースが上がって点が入ったことはよかった。

――福岡戦の3バックのメンバーについて

正直、ぶっつけ本番みたいな部分もあったけれど、チームのコンセプトは定まっているので2人(小出悠太、今津佑太)のよさを引き出せたと思うし、僕の特徴も2人に引き出してもらえたと思います。

――1月の清水キャンプの最後にキャプテンに指名されたとき、「ピッチに立つ努力をメチャクチャしないといけない」と話しました。今、こうして公式戦2試合連続でピッチに立って貢献していることに対してどう思いますか?

そういうことには納得していなくて、このままだと次の試合は危ない(メンバーに入れない)と思う危機感があります。その中でこのチームを勝たせたいと一番思っている気持ちを試合に出せて勝ちに繋がったことは――もっと努力しないといけないけれど――そこだけは今日満足できるところ。

――1週間で公式戦に2試合フルに出て2勝。気分はいいですよね。

試合に出ているんで…勝ったのはよかったけれど…週に2試合も出るなんて何年振りか分からない(笑)

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