山梨フットボール

無料記事「5連戦第4ラウンドを見据えた先走りフォトレポート」【練習場から】

5連戦第3ラウンド最後の試合・A金沢戦を勝たないと今のポジションを維持できない。が、6回ある5連戦の後半の3回ラウンド・計15試合を考えると期待は膨らむ。写真の新加入DFのメンデスは徐々にコンディションが上がり、なんか予想よりもいい感じ。伊藤彰監督も加入直後よりも起用にポジティブな感じ。栃木のFWで途中出場起用で点を取っているDFの柳育崇的にDF登録もFW起用でヘディングの強さを活かすこともあるかもしれない。チームのやり方を理解すればスピードがあるゴリゴリに強いDFとして貢献してくれることにも期待できそう。

トップチームの練習場でVF甲府U-18の島根聡一ヘッドコーチ(背中)と話をするメンデス。正式加入までU-18で極秘トレーニングをしていたのである意味――だいぶん無理があるけれど――VF甲府U-18出身でもある。ジュニオール・バホスが加入する時もU-18でトレーニングしてから加入したので同じルート。DFラインは常に誰かが連戦でケガ人が出れば相当に負担が大きくなるだけにメンデスの戦力化は重要。できれば来季もいてほしい選手で、来季加入の法政大・関口正大がSB、メンディー(メンデス)がCBで組めば”関口メンディー”になってVF甲府にもLDH感が出るのではないかと期待している。”関口メンディ―”グッズを発売すればLDHに裁判に訴えられそうだけど、LDH感が出ることを秘かに楽しみにしている。

写真は金園英学だが、金園と小林岩魚もそう遠くない時期に合流できるのではないかと感じている。柱となるワントップの金園不在の中でチームは守備が整理され、ポゼッショナルなプレーもできるようになっており、金園が復帰すればチーム力は更に向上する。サイドの小林も同じで、運動量がある選手が復帰して5連戦の第4ラウンドでグッとパワーアップしたチーム力を見せたい。

バホちゃん(ジュニオール・バホス)は金沢戦前日の紅白戦形式の戦術確認ではサブチームのツートップでプレー。コンディションは上がっており、あとはメンタル。伊藤彰監督は「守備をしないと(先発では)使わない」と話しており、今の戦い方を理解し、受け入れて臨めるか。バホちゃんの気持ち次第のところまでは来ている。

笑顔が眩しい橋爪勇樹。来週には練習に合流できそうで、WB、ストッパー、シャドーなど多くのポジションができる橋爪の復帰はチームの力になる。ただ、若手が成長しており、そう簡単には試合に出られなさそうな選手層になっているので、復帰後はベテランの入り口に差し掛かってきた橋爪の必死のアピールを期待。上手くて賢い橋爪が目を三角にして若手に挑む姿を見せてほしい。

そして、チームのこの雰囲気は大事にしたいし、好きな光景。ゴールを全員で運ばなくても大丈夫なのに、なぜかみんなが一緒に運ぼうとする。5試合連続の引き分けで世間様の風当たりは強くなっているが、内容や方向性に大きな問題なし。自信を持って金沢戦に臨み、5連戦の第4ラウンドの飛躍に繋げたい。

 

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