「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「南野のほうが思ったよりも厄介だった」(栗原)・「ギリギリまで引っ張った」(樋口)+俊輔・斎藤 [C大阪戦後インタビュー]

【players voice】
DF 4 栗原 勇蔵

――失点場面について

「相手がトラップで中に入ってきて、そっちを警戒していてディフェンスラインを乱されて、そこからスルーパスを出された。うまくやられた」

――柿谷と南野の印象は?

「うまいよね。柿谷はいつも力を使っているわけではないけど、ここというときに仕事をする。サボっているみたいに見えるけど、自分がいい形になったときに全力でプレーする。でも柿谷がうまいのは分かっていた。それよりも南野のほうが思ったよりも厄介だった。重心も低いし、ボールも持てる。いい選手だった」

――セットプレーからチャンスもあったが

「こういう展開でセットプレーから決められれば展開はまったく違う。こういう暑いときだからこそセットプレーは特に重要になる。ウチのストロングポイントでもあるし、調子が良いときは点を取れていた」

――悪い流れになりかけている?
「1年間の中でこういう流れのときもある。それを長く続けないことが大事。次は首位の相手だし、気持ちを切り替えて戦いたい」

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【試合を終えて】
樋口 靖洋 監督

「この暑さで連戦ということもあって非常にタフなゲームになった。選手は最後まで全力でファイトしてくれただけに残念な結果だった。ただゲーム自体はとてもポジティブに捉えられる内容だった。失点場面はいくつか検証しなければいけないが、ボールを保持して相手を動かすことに関しては、特に後半は良いテンポでセレッソのボランチ周辺を攻めることができた。ボールの動かし方は中断期間に練習していたことが出てきたとポジティブに捉えている。いずれにしても今日の負けは次で取り返すしかない。(交代の時間帯について)まず出ている選手が決して悪い出来ではなかった。足が止まってきたら交代しなければいけないと思って様子を見ていたが、あの時間帯までそれがなかった。あとは僕の時計でロスタイムはもう少しあると思っていたのでギリギリまで引っ張ったというのもある」

MF 25 中村 俊輔

「暑い時期は特に先制点が大きい。点を取って、引いたら引き甲斐がある。それでカウンターを狙えばいいから。あの1点が大きかった。試合内容としては五分五分くらい。チャンスは両方にあった。ウチは攻撃の面で何もできなかったというわけではない。去年よりも成長していると思う。ただ、2失点目はいらない。切り替えをしっかりやっていればあそこでシュートを打たれなかった。どこのチームもレベルはそんなに変わらないから、これから先も順位はゴチャゴチャしていく。次は上位の相手だし、中2日で下を向いているヒマはない」

MF 11 齋藤 学

「前半途中からこちらのゲームだったと思う。決めるべきところを決めていれば結果はまったく違った。相手はショートカウンターを仕掛けてきたけど、そこまでのピンチはなかった。今日はボールにたくさん触って、攻撃に関わっていけた。最近はダイナミックな動きを制限していた部分はあるけど、今日は失点していたので我慢している場合ではなかった。だから右サイドの高い位置まで入って、ボールを引き出そうとした。いい形は作れたから、あとは決めたかった」

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