「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「甲府は3バックというか5バック」(兵藤)・「前にいる外国籍選手の能力が高くて、カウンターの質が上がっている」(榎本) [甲府戦直前コメント]-1,406文字-

【試合に向けて】

GK 1 榎本 哲也

「甲府はチーム 全体で引いてカウンターを狙ってくるチーム。前にいる外国籍選手の能力が高くて、カウンターの質が上がっている。残りの7人くらいはベタッと引いて守って くる。あのカウンターは脅威だと思う。前節の神戸戦を見ると、神戸のほうがボールを持っていたけど、それは甲府ペースということ。ウチとの試合も、おそら くウチのほうがボールは持てる。だからこそ相手のカウンターだけは注意しないといけない」

樋口 靖洋 監督

「(中村について)広島戦のときは少し熱があったけど、いまは下がっている。甲府戦はコンディション次第。けがの痛みではなく内からくるものだから。ちゃんとメシを食えるかもポイントになる。精密検査をするといったものではない。(ラフィーニャについて)やってはダメ、やってはダメになっているので、無理はさせられない。鹿島戦の出場は本人とメディカルと三者で決めたことだった。残念だけど仕方ない。
甲府は相手のパワーを少しずつ削いでくるチーム。難しいし、厄介な相手。前回の甲府戦は今季ワーストのゲームで、仕掛ける回数が少なすぎた。被シュート数の少ない相手の特徴にハマってしまった。スペースがない中でサイドから攻めるのはポイントになる。真ん中は強いので、横から攻める意識が必要。シュン(中村)がプレーできるかわからないので2トップの可能性もあるし、(藤本)淳吾や(佐藤)優平もいる」

 

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DF 4 栗原 勇蔵

「ウチは引いてブロックを作って守ってくる相手を崩しきれない試合が多い。そういう試合はセットプレーやミドルシュートが大事になってくるけど、それをできなかったのが前回の甲府戦だったと思う。明日も同じような展開になると思う。先に点を取って開いてを前に出させれば2点、3点と取れる可能性が高まる。相手の戦い方やペースに惑わされないで、焦れないでやりたい」

MF 25 藤本 淳吾

「鹿島戦では先発したけど自分が思うようなプレーをできなかった。広島戦ではベンチスタートで出場機会がなかったので、今回こそという気持ちはある。J1通算250試合出場のセレモニーがあった試合で出られないのは悔しかった。シュンさん(中村)が出られるかわからないけど、無理だった場合は自分がチームを引っ張る覚悟でプレーしたい。点を取ったり、アシストしたり、といったところで貢献する」

FW 16 伊藤 翔

「鹿島戦はシュート数がほぼゼロ本ということで、FWの立場としては不甲斐ない結果に終わった。それもあって広島戦ではどうにかしてやろうという気持ちがあったし、鹿島戦の内容が悪かったにもかかわらず起用してくれたことに応えたい気持ちも強かった。PKとはいえチームに勝ち点3をもたらすゴールを決められてよかった。甲府は引いて守ってくるチームだけど、自分が動き出すことで堅い守備をこじ開けたい」

MF 7 兵藤 慎剛

「甲府は3バックというか5バックで、守備のときは[5-4]のブロックを作って、後ろのスペースとバイタルエリアを消してくる。相手が焦れたところを引っ掛けてカウンターを狙ってくるチーム。ボールを回すだけではなくて仕掛けることが必要になる。一人で打開するのは難しいので、何人かの共通理解で崩したい。相手の後ろは5枚いるけど、だからこそ人任せになる瞬間がある。そのときに縦パスが入って前を向いて、そこにサポートが来ればチャンスになる」

 

 

 

 

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