「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「あの人のプレーがチームを輝かせてくれている」(富澤)・「攻撃はこういった試合を年間通してやらないと」(中澤)+中村・藤田・兵藤他 [大宮戦後コメント] -1,743文字-

【試合を終えて】

MF 10 中村 俊輔

「2-1に なったときに嫌な雰囲気になるかと思ったけど、思ったよりも相手にエンジンがかからなかった。2-1のままズルズルいくと相手が元気になってカウンターを 受けるけど、そこですぐに点を取れたのがよかった。もともと(佐藤)優平ともう一人が右サイドでフリーなのは見えていたので右足で出した。でもフジくん (藤田)へのアシストは相手のDFのマークミスでしょ。あんなところに出していないし、FKはニアで引っかかりすぎ。本当はファーサイドに越えるような ボールを蹴ったつもりだったから」

樋口 靖洋 監督

「久しぶりにこういう勝ち方をした。シーソーゲームを勝ち切ったことを評価したい。前節のエスパルス戦から攻守にパワーが出てきた。今日も連動性をともなって機能していた。失点はあったが選手からエネルギーが感じられた。これからも少しずつ積み上げながら戦っていきたい。(富澤の交代について)前半の接触プレーで打撲して、ハーフタイムにメディカルスタッフから報告を受けていた。ただ後ろの選手が少ない状況なので、いけるところまでいってくれという形だった。後半途中に藤田を入れて前のパワーを出そうとしたタイミングで、富澤が難しくなったので交代の選手を変えた。(ボールの動き方がスムーズになったことについて)中盤の選手の出入りがよくなった。兵藤がボランチに入って、(中村)俊輔が下がったときに上がっていく。あるいは藤本がインサイドに入っていく。そこに佐藤がいて、富澤が重しになるような形で中盤のバランスが機能している」

 

 

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DF 22 中澤 佑二

「攻撃はこういった試合を年間通してやらないといけない。でも先制して2点取られたことが自分の中では納得いかない。1失点目はスローインのところで相手をフリーにしてしまったし、自分のクリアも小さかった。2失点目はペナルティエリアの中にパスを通させてしまったことが問題。結果的に勝ったけどDFとして2失点はダメ。カウンターを受けているイメージが強いし、ポジショニングがアバウトなのでリスク管理が徹底されていない」

MF 7 兵藤 慎剛

「うまくいっていないときは前線の選手がいい状態でボールを受けられていない。だからボランチに入って、なるべく簡単に前にボールをつけて、シュンさん(中村)が下がったときは前にいくという最低限のバランスだけ気をつけている。流れの中で点を取れるようになってきたし、今日もあと2~3点取れてもおかしくなかった。(佐藤)優平はいま調子がいいし、相手の間、間で受けて前を向いてくれる。ボールを出したあとも止まらず動き直せるのはあいつのいいところだと思う。チーム全体として少しずつ自分たちの良さを出せるようになってきた」

DF 23 下平 匠

「この前の試合をいい形で勝てたので、なんとしても連勝したかった。ゴールはファビ(ファビオ)がファーサイドにいたので、ボールがこぼれてくるかなと思って詰めていた。(自身の年間最多得点になったが)いままでのチームよりもセットプレーで上がる機会が多いからだと思う。周りに大きな選手がいるのでマークもほかにいく。勝ったのはうれしいけど、去年まで自分がいたチームなので複雑な気持ちもある」

MF 27 富澤 清太郎

「前半に接触プレーで右足の親指と足首を痛めてしまった。後半にシュートブロックしたときに同じところを痛めてしまった。本当は最後までプレーしたかったけど、今年はこういう年なのかなと思って交代した。シュンさん(中村)がすごい活躍で、それが何よりも大きい。あの人のプレーがチームを輝かせてくれている。兵藤は僕ができないプレーをしてくれるし、フジくん(藤田)は最後ああやって決めてくれて、みんなに感謝したい」

FW 19 藤田 祥史

「いままで1回のチャンスをうまく決められなかった。それを今日は決められてよかった。いまは難しい立場だけど、スタメンで出られればもっと自分の良さを出せる。そうなれるように結果を出し続けることが大事。簡単なシュートは外すくせに、今日のように難しいシュートは入る(苦笑)。オレはニアサイドにボールが来ると思っていて、とりあえず押し込んだだけ。でも、まだ足りない。もっと決めないと」

 

 

 

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