「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ラフィーニャ3「できればスタメンで」・喜田2.5「成功体験とともに疲労も蓄積か」・伊藤4「好調を維持」 [広島戦採点&短評]

【採点&短評】
※5が最高で1が最低。採点は0.5刻み。

 

GK 1 榎本 哲也「1.5」

2失点目はキャッチミスを押し込まれてしまった。しかし試合後の対応はプロフェッショナルで、言葉から責任感がにじみ出ていた。背番号1の目は死んでいない。大丈夫だ。

DF 15 比嘉 祐介「2.5」

小林の代役として右SBで先発。守備では兵藤のフォローを受けつつ柏のドリブルに粘り強く対応し、悪くなかった。ただしフリーで受けてからの攻撃は正直物足りなかった。

DF 5 ファビオ「2」

1失点目はやや軽い対応でラストパスを通され、いとも簡単にフィニッシュを許してしまった。試合全体を通してドウグラスのフィジカルに手を焼いていた感が強い。

DF 22 中澤 佑二「3」

柴崎のヘディングシュートをクリアした場面は1点の価値があった。その後もゴール前で防波堤となったが、どうにも力の及ばないところで2失点した。

 

 

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DF 23 下平 匠「2.5」

齋藤の決定機を演出した斜めのパスはダイレクトで、かつタイミングも素晴らしかった。しかし効果的に絡めたのはその場面くらいで、そのほかは守備に回る機会が多かった。

MF 28 喜田 拓也「2.5」

あわや失点というボールロストがあるなど不安定な出来。試合に出続けることによる成功体験とともに疲労も蓄積しているか。この試合では見せ場を作れなかった。

MF 6 三門 雄大「2.5」

後半はシステム変更とともに前からボールを奪いに走ったが、結果的には空振りに終わった。自陣に引いてブロックを作っているだけではまったく効力を発揮しない選手だ。

MF 7 兵藤 慎剛「2」

守備に回る時間帯が長く、攻撃の場面でも前との距離が遠すぎた。相手の間で受けてからも、彼らしくないボールロストが目立ち、この日は潤滑油になれなかった。

MF 39 アデミウソン「2.5」

先制点のアシストはパスではなくトラップだったようだ。それでもあの位置でボールに絡むことに意味があった。時間経過とともにボールタッチ数が減り、存在感も薄れた。

MF 11 齋藤 学「2」

先制点のすぐあとにGKと1対1の場面に遭遇。相手のミス絡みとはいえ千載一遇のチャンスだっただけに決めたかった。試合のすう勢を決めた場面とも言える。

FW 16 伊藤 翔「4」

得点場面はコースを狙った秀逸なシュート。ほかの場面ではやや大振りでシュートブロックの餌食に。ゴール以外のキープも出来は良かった。好調を維持している。

MF 10 中村 俊輔「2.5」

中途半端なポジションに入り、攻撃時は自由に動いた。中央の細かなパス交換からチャンスを作ったがフィニッシュまで行かず。セットプレーの精度もいまひとつだった。

FW 18 ラフィーニャ「3」

単独でボールを前へ運べるのはとても大きい。全体のバランスの問題もあるが、ビハインドの場面ではもう少し長い時間見たい選手。できればスタメンで使いたい。

監督 エリク・モンバエルツ「1.5」

同じスタイルの浦和と広島に、同じような逆転負けを喫した。昨季まで得意にしていた相手に勝てなくなっているのはチームのスタイルが変化している証拠でもある。いずれにせよ痛すぎる敗戦だった。

 

 

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