「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「今日は一番下の娘の誕生日で、約束通り決めることができてよかった」(中村)・「ラフィーニャから素晴らしいボールが来た」(アデミウソン) [G大阪戦コメント]

【試合を終えて】
エリク・モンバエルツ監督

「引き分けにふさわしいゲームだった。ただ後半は我々がゲームを支配していたと思う。選手たちの後半のプレーは素晴らしかった。今日は右サイドが機能していて、攻撃のバリエーションが増えた。そして我々にはセットプレーのチャンスが多くあり、中村が入ったことでそのチャンスを生かすことができる。中村は前線と同じで高いパフォーマンスを発揮した。長い間、試合から遠ざかっていたがチームの攻撃の方向性を決め、最後はFKも決めた。我々はガンバに勝つためにきて、結果として勝てなかったが、どの相手にもしっかり戦えることを証明したと思う」

MF 10 中村 俊輔

「FKは去年1点も入れていないので入ってよかった。今日は一番下の娘の誕生日で、約束通り決めることができてよかった。横に中町さんがいなかったのがよかったのかも(笑)。左右のキッカーがボールのところに立つよりも一人のほうが自分の世界に入れると、前にジーコに言われたことがある。今日は(藤本)淳吾も気を遣ってくれたんだと思う。自分は半年も試合に出ていなかったので、サポーターやいろいろな人に迷惑をかけた。その責任を自覚して、いま与えられたポジションで、全力でやっている。今日でスタメン3試合目になって少しずつ状態は上がってきた。自分の色はこうだよと周りに知ってもらえてきたと思う。周りの選手が色を出せるようにすることが自分の仕事だと思う。後ろからのビルドアップに関わって、アデ(アデミウソン)や(齋藤)学や淳吾が前で仕事できるようにする。いまは我慢の時期。でも前半の失点は、ミーティングで監督から助言をもらっていた形そのままだった。その失点のショックから立ち直るのに時間がかかった。ラフィ(ラフィーニャ)が入ってから割り切ったというか、守備はCBの二人が相手の2トップと2対2になるような形だったけど、それで攻撃が良くなってアデのゴールが生まれた。あれはアデにしかできない形。アデがトップ下にいることで自分がボランチに入る価値が出ると思う。でもチームとして勝ったわけではないし、引き分けただけ。マリノスは下の順位でいいクラブではない」

FW 39 アデミウソン

「ゴールシーンは、まず自分がボールを受けてラフィーニャに預けた。ラフィーニャはトラップして前を向く時間があったと思うし、その時間で自分は前にあったスペースを見つけて走り出した。そこにラフィーニャから素晴らしいボールが来て、前へ出てきたGKよりも先に触って決めることができた」

 

 

 

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