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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

齋藤に続いてミロシュ・デゲネクも発言した。選手ミーティングを実施した理由を肌で感じたのかもしれない [6節 磐田戦プレビュー]

 

 

前節・セレッソ大阪に敗れ、直近3試合は1分2敗と勝ちなし。開幕2連勝の勢いが薄れつつあり、わずかばかりしかなかった貯金はたちまち底をついた。

日曜日のオフを挟んだ月曜日、午前10時からのトレーニング前に選手のみでミーティングを行った。音頭をとったのは新主将の齋藤学。セレッソ戦直後に中澤佑二や飯倉大樹といった経験豊富な選手に意見を求め、チームを引っ張る立場として全体と歩調を合わせていた。「セレッソに負けて、そのあとどうすればチームが良い方向に変化するかオフの間ずっと考えていた」。これが今季初となる選手ミーティングである。

齋藤はいくつかのポイントに絞り、熱弁を振るった。伝えたかったこと。それは「もっと強くなりたい。優勝するためにどうすればいいか」。最大最高の目的から逆算し、いま何をすべきか。最初に求めたのは、日々のトレーニングでの厳しさである。これまでも誰かが手を抜いていたわけではない。選手は常に真剣な表情でボールを追い、蹴っている。だが、もっと強くなるためのギアチェンジは必要と感じていた。

ミーティング後の練習はピリッと引き締まった好内容に。その空気を感じ取ったのか、エリク・モンバエルツ監督は水曜日に珍しく紅白戦を実施。縦幅こそペナルティエリアに設定して負荷を下げたが、ルールや制限を設けないゲーム形式の練習は就任以降ほとんど見た記憶がない。その意図はいまのチームに必要な要素だった。

「チームとしても選手としてもダイナミックにプレーすることをテーマにした。決まり事を少なくして、プレーそのものを楽しむことが大事だった。今週は最初からチームとしての活気や雰囲気を大事にしている」

 

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前述した選手ミーティングの場では、齋藤に続いて副主将の飯倉大樹、そしてミロシュ・デゲネクも発言したという。飯倉は「開幕から少しうまくいって、全体的に緩さが出てきている。下手に慣れてはいけない。セレッソ戦はまったくファイトできていないし、ファイト負けのゲームだった。その試合に勝てる要素はなかった。負けるべくして負けた試合」と警鐘を鳴らし、「踏ん張りどころを迎えている」と捉えて経験ある立場からチームをバックアップする構えだ。

 新加入ながら責任感の強さを見せたミロシュ・デゲネクは「前向きな話をさせてもらった。特別なことは何も言っていない。自分たちは一つのターゲットに向かってやっている。目的を成し遂げるために、前向きにやっていくことが大事」と気を引き締めていた。齋藤が選手ミーティングを実施した理由を肌で感じたのかもしれない。外国籍選手や若手は、それに気づくことが最も重要だ。

試合を翌日に控え、齋藤は落ち着いた口調で言った。その言葉は目先の結果だけでなく、シーズンを通して成果を得ることに着眼していた。

「ジュビロ戦にもちろん勝ちたいけど、そのあと連敗したら意味がない。この時期は辛抱強くやることで、それをしっかり表現できるようになれば先につながる。目先の結果に一喜一憂する必要はない。結果だけではいけない」

 目指しているのはあくまで『タイトル』であり『優勝』だ。背番号10の真意がどれだけチームに伝わっているか。明日のジュビロ磐田戦は、マリノスの覚悟を見るべきゲームだ。

 

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