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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

齋藤の欠場によって、前節から4つのポジションが変わり、5選手の仕事内容が変化する [J13節 清水戦プレビュー]

 

清水エスパルス戦出場に向け、懸命に治療やトレーニングを続けてきた齋藤学だが、試合前日のグラウンドに姿を現さなかった。ベガルタ仙台戦で痛めた右足かかとの裏には痛みが残っている。それでも木曜日の練習で感触を確かめ、試合出場に意欲を見せていた。本人は先発出場を目指し、あるいは途中出場だとしても、このアウェイ遠征に帯同するつもりだった。

 だがエリク・モンバエルツ監督は、この一戦を齋藤抜きで臨む決断を下した。齋藤クラスの選手なのだから起用したくないはずがない。できればピッチに立たせたいのが指揮官の本音だろう。それでも遠征に帯同させない決断をしたのだから、やはり100%には程遠いということ。あるいは次節までに万全の状態に戻すのが先決というジャッジだ。

齋藤の欠場によって、ポジションが複数入れ替わる。右サイドを主戦場としているマルティノスが左に移り、ベガルタ仙台戦でトップ下には入っていた前田直輝が右サイドへ。空いたトップ下にはボランチの天野が上がり、喜田拓也と中盤の底でコンビを組むのは扇原貴宏になる。扇原が入ることで喜田拓也の役割も少し変わるため、前節から4つのポジションが変わり、5選手の仕事内容が変化する。

この変更が災い転じて福となすか。停滞していたチームに良い意味での刺激をもたらすことが期待される。齋藤の不在は間違いなく痛手だが、最近のパフォーマンスがキレを欠いていたのもまた事実。その点を踏まえても、しっかり準備できていない状態ならば欠場させるという判断に傾くかもしれない。

 

 

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仙台戦でも思うようにボールが回らず、停滞感と閉塞感に包まれていた。清水戦前日の練習もこれまでとさほど変わらない内容で、劇的な変化が起きるとは考えにくい。配置転換によってフレッシュさや思い切りが取り戻せればいいが、能動的な変化とは言えないだろう。選手の入れ替えやシステム変更といったドラスティックな策が必要に思える。

 しかしながら来週のミッドウィークにはプレーオフ進出を懸けた重要なルヴァンカップグループステージ最終節が予定されており、リーグ戦メンバーとカップ戦メンバーの融合があるとしても、そのサンフレッチェ広島戦以降だろう。したがって明日の清水戦はその必要性を見極める最後のテストの場だ。結果を追い求めるのはもちろんのこと、内容でも進捗を見せなければいけない。

リーグ戦に出場しているメンバーが必ずしもレギュラー組とは限らない。24日のサガン鳥栖戦でカップ戦メンバーが見せたパフォーマンスは、対戦相手のレベルを差し引いても大きな可能性を感じさせた。それを見たリーグ戦メンバーは少なからず危機感を覚えたはず。そして、本当に一つのチームとして運営しているのであれば、指揮官も動く必要がある。

まずは清水戦の90分を注視したい。

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