「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(久保建英について)すごいと言わせたいのかもしれないけど、対戦相手の一人でしかない。それよりも(富樫)敬真を絶対に削ってやろうと思っていた(笑)」(金井)他 [FC東京戦後コメント]

 

【試合を終えて】

アンジェ ポステコグルー 監督

「自分たちもFC東京もリーグ戦から何人かメンバーを替えて臨んだ。そうすると難しい試合になると予想していて、実際に自分たちがコントロールする時間は少ないゲームになった」

 

――この勝利が選手にとって自信になるのでは?

「最初の2試合も内容が良かった中で結果が出なかった。大事なのは信念を貫くこと、自分たちのサッカーができているかどうかで、パフォーマンスを重視している。そういう意味で、今日はあまりコントロールできていなかったと思う」

 

MF 6 扇原 貴宏

「ひとつ結果がほしかったのでチームとして勝てて良かった。相手のシステム上、僕のところには常に相手がいた。だから自分がボールを触れなくてもダビ(バブンスキー)や(吉尾)海夏や両サイドバックがうまくボールに触れればいいと思ってポジションを取っていた。自分たちが主導権を握ってディフェンスできている時はいいけど、相手がボールを握っている時やプレスがはがされた場面は自分の両脇が空いて使われてしまう。それは今後の課題になる。(久保建英について)高校生とは思えないほど堂々としているし、FC東京の攻撃陣の中でも彼が一番怖い存在だった。タッチが細かいし、技術が高い。あらためて良い選手だなと思った」

 

 

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DF 13 金井 貢史

「(栗原)勇蔵さんの思いを背負って、恥じないように一生懸命プレーした。センターバックはキャンプでやらせてもらっていたし、試合に出ていない時は性格上、DF陣を見ている。それをうまく落とし込めた場面と、あっさりやられた場面の両方があったので、質を上げていきたい。でもそれは試合に出ないと感じられないこと。ベンチにDFが自分しかいなかったというのはあると思うけど、自分にとってはチャンスだった。サッカーはサッカーなので。(久保建英については?)すごいと言わせたいのかもしれないけど、対戦相手の一人でしかない。それよりも(富樫)敬真を絶対に削ってやろうと思っていた(笑)」

 

MF 26 イッペイ シノヅカ

「(遠藤)渓太が良いシュートを打ったのでGKがこぼすかなと思った。後ろからボールをつないでいくスタイルなので、先に失点して追いかける展開になると焦ってミスが出てしまう。そういう意味で先制点を取れて良かった。でも今日はボールロストが多い時間もあったので、ミスを減らしていきたい。チームとしてはリーグ戦にもつながる良い勝利だったと思う」

 

GK 21 飯倉 大樹

「じたばたしたし、クオリティの部分では課題が残った。Jリーグに出ていない選手が何人か出た中で、やってやろうという気持ちや体を張るということが1-0という結果につながった。初めて公式戦に勝つのは大事なことだし、じたばたした中でもボールをつなごうという意識はあった。2点目を取るチャンスはあったので、さらに質とレベルを上げていきたい。今日の相手のレベルはそんなに高くない。プレスに来ても1タッチ、2タッチではたいていけばかわせるのに、それができていなかった。目指すスタイルは圧倒して勝つということなので、質を上げていきたい」

 

MF 35 吉尾 海夏

「できた部分とできなかった部分の両方があった。ターンの質が足りていなかったので、向上させていきたい。相手のボランチの両脇で攻撃のスイッチを入れようと考えていた。あとは90分間体力が持つか不安だったけど、試合中は(金井)貢史くんがずっと声をかけてくれて助かった。まず勝ったことが良かった。今週末のJリーグに自分自身も絡んでいきたい。少なからずチャンスはあると思うので、自信を持ってやっていきたい」

 

 

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