赤鯱新報

【2/23練習場レポート】連日のシャッフルに選手たちのギラギラ感も最高潮。「まだスタメンを確保できたわけではないし、まだまだ他の選手と競争しながらチームを良い方向に持っていければいい」(大武峻)

前日に引き続き、チームのシャッフルが継続されたトレーニングとなった。開幕を明々後日に控えたこのタイミングですら最良のバランスを探し求める指揮官の徹底ぶりは想像以上だ。仕上げのハーフコートゲームに至るまでの過程はほぼ変わりなく、ボール回しとシュート練習の人数や設定にその違いが見られたのみ。しかし風間八宏監督の選手選考や選手たちの動きに対する指示は以前に比べ増えてきた感がある。

シュート練習はかなり自由度を高めにして行なわれた。風間八宏監督も「上も下もあるからな」と指示。

シュート練習はかなり自由度を高めにして行なわれた。風間八宏監督も「上も下もあるからな」と指示。

攻守一体にして実戦的な練習は、この日はさらに実戦要素を高めて行われた。これまではある程度パターンが決まっていたシュート練習にしても、守備陣は奪って前に運ぶことを求められ、攻撃陣もこれといった制限を設けられずに自由に攻め込んだ。必然的に激しさは増し、シュート練習にもかかわらず攻守の切り替えという要素がそこには存在した。ほぼペナルティエリア内で行われた練習とは思えないほどに選手たちは躍動し、局面の争いはまるで紅白戦のよう。風間監督の巧みなメソッドもさることながら、選手たちの反応もかなり上がってきたことを感じさせた。

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