赤鯱新報

【横浜FCvs名古屋】レビュー:したたかに奪い取った敵地での勝点3に見る成長の跡。5月を3連勝で締めたチームは、暫定首位に浮上した。

■2017明治安田生命J2リーグ第16節
5月27日(土)横浜FC 1-2 名古屋(18:04KICK OFF/ニッパツ/10,769人)
得点者:8’イバ(横浜FC)55’シモビッチ(名古屋)77’シモビッチ(名古屋)
———–
これもまた、自分たちらしさを貫いた末の勝利と言えるのかもしれない。またしても相手に先制を許し、シュートがなかなか生まれず、2つのゴールはPKによるものだった。内容に関して納得する選手はおらず、決勝点のシモビッチまでもが「勝てば自分のパフォーマンスはどうでもいい」と振り返りたくもない様子だった。それでも、敵地での上位対決に勝利するまでの過程は評価されるべきものだと思う。苦しい試合だったからこそ、逆説的に彼らの成長や進歩が如実に見えたからだ。

キックオフからの20分間の展開は、まさに面食らったといった状態だった。試合前から楢崎正剛を始め、チームとして警戒心を高めて臨んでいた相手エースのイバが、想像以上に好選手だったからである。「去年やった時よりも強かった気がします」とは櫛引一紀。

(残り 2720文字/全文: 3177文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ