赤鯱新報

【長崎vs名古屋】レビュー:失点は痛恨も、これは最悪の結果ではない。土壇場で持ち込まれたドロー劇は、次の勝利への経験則となる。

■2017明治安田生命J2リーグ第38節
10月21日(土)長崎 1-1 名古屋(19:03KICK OFF/トラスタ/12,923人)
得点者:88’シモビッチ(名古屋)90’ファンマ(長崎)
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耐えて耐えて耐え抜いた先には、この上ない歓喜が待っているはずだった。だが、昇格争いという厳しい現実はそう簡単なものでもなかった。88分から一気に、しかも激しく揺れ動いた試合の経過はまさしく死闘。結果は追う立場の名古屋にとっては勝点2を失う悔恨のゲームにはなったが、一方で成長を目の当たりにしたのもまた確か。この引き分けをどのように受け止めるかは、佐藤寿人の言う通り「全部終わって初めて」考えるべきなのかもしれない。

試合内容はおおむね悪かった。それは動かしようのない事実だ。90分の大部分を長崎の思うままに展開されたことは、名古屋の選手の誰もが理解している。

(残り 3520文字/全文: 3901文字)

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