石井紘人のFootball Referee Journal

【無料コラム】審判委員会、FC東京のゴール取り消しや甲府ドゥドゥへの誤審を認め、磐田×柏のPK取り消しは「大谷選手のキャプテンシーに感謝」

本日、日本サッカー協会審判委員会による「第三回レフェリーブリーフィング」が行われ、528日までのJリーグでの判定について説明が行われた。この期間で最も注目を集めた判定となったJ112節ジュビロ磐田×柏レイソル戦の判定(参考記事:福島孝一郎審判団批評)についても言及し、「レフェリーのポジションからはファウルに見えて笛を吹いたが、吹いた後にボールが副審方向に流れたのを見て、“GKはボールにプレー出来たのでは”と思った。副審は、GKがボールにプレー出来ていたのは見えていたが、主審がどの事象にPKとしたのか分からなかった。そのため互いに確認をして、正しい判定としたのだが、主審と副審のコミュニケーションが遅かった。選手のアピールで判定を変えたように映ってしまったのは残念だが、正しい判定をできたのはポジティヴ」と上川徹副委員長は何が起きていたのかを分かりやすく説明した。また、J111節の横浜Fマリノス×ヴァンフォーレ甲府戦のドゥドゥへのシミュレーション(参考記事:なぜシミュレーションというミスジャッジをしたか)もオープンに取り上げ、PKとするべきジャッジを見極められなかった反省点と改善策がメディアに語られた。

会見全文とデータ、また会見後に訊いた(参考記事:https://www4.targma.jp/fbrj/2017/05/05/post6955/FBRJで議論となった事例(参考記事:鹿島アントラーズ×ヴィッセル神戸戦)については、明日までにアップしたい。

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