Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~

「日本人選手は技術はありますけど、(サッカーをわかっているという)頭の良さではまだまだ劣っている(乾貴士選手)」~スペイン ラ・リーガとの戦略的連携協定締結会見・トークセッションの様子(1)~


6月22日、Jリーグは、スペインのプロサッカーリーグ ラ・リー ガとの戦略的連携協定の締結を発表した。(⇒リリース

JFAハウスにておこなわれた連携協定の会見にはJリーグの村井満チェアマン、スペインプロサッカーリーグ(ラ・リーガ)のハビエル・テバス会長が出席した。

今回は会見第の2部、トークセッションの様子(1)をお届けしています。

○小澤一郎(以下、小澤)
「第2部のトークセッションの司会進行を務めさせていただきます、サッカージャーナリストの小澤一郎です。第2部のでは少しざっくばらんに、まずはお越しいただいているお二人をまずはご紹介したいと思います。
ヨーロッパーサッカーの中でも特にラ・リーガに精通していらっしゃいます、日本屈指のラ・リーガ通、原博実副理事長です」

○原博実Jリーグ副理事長(以下、原)
「よろしくお願いします。小澤さんの司会が一番心配です(笑)」

小澤「それから、ラ・リーガで2シーズンプレーされているSDエイバルの乾貴士選手です」

○乾貴士選手(以下、乾)
「よろしくお願いします」

小澤「早速映像が出たので、まず最終節カンプノウでの2ゴールについて。びっくりしたのがシュートを決めた後に『バモス』と言っていたじゃないですか。『やった』ではなく思わずスペイン語が出てしまいましたか?」

「日本にもブラジル人選手もいますし、バモスは良く使う言葉なので、そのまま最近は使っています」

小澤「昨シーズン1得点で迎えた最終節。カンプノウで優勝のかかったバルセロナとの試合で2ゴール、最終的には4ゴール決められてしまいましたが、気持ちよかったですか?」

■バルセロナ戦の2ゴールについて「気持ちよかったですけど、シーンとなってしまったので、変な感じでしたけど(笑)

「そうですね。気持ちよかったですけど、シーンとなってしまったので、変な感じでしたけど(笑)」

小澤「原さん、最終節バルセロナの優勝の懸かっているゲームでの2ゴールについて、何か日本人選手漫画とかアニメのような世界のようなことをやってのけた乾選手の評価を教えてください」

「たぶん日本中のファンのカンプノウを見に行ったことがあったり、あそこで入れてくれたことは嬉しかったんじゃないですかね。今の日本代表にとっても、乾選手の力が改めて必要なんじゃないかなと思ったんじゃないかなと思います」

小澤「原さんは十数年ラリーガの現場に通われて、監督としてもデポルティボラコルーニャにJリーグチームを連れていくという快挙を成し遂げられています。ヨーロッパの中でラ・リーガの特徴・魅力は何ですか?」

「さっき乾選手が言っていましたけど、日本人に一番合っているのかなと。体の大きさとか育成とかも含めて、一番合っているリーグではないかなと個人的には思います。食べ物もおいしいし民族性も豊かで、その地域の特徴もはっきりしていて、サッカーも特徴がいっぱいあって、そういった意味で日本が学ぶ面が多くて、行くたびに発見がある国ですね」

小澤「乾選手はこれまでにJリーグ、ブンデスリーガ、ラ・リーガと3つのリーグでプレーしていますが、それぞれの特徴を教えてください」

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