【レポート】J1 2nd. 第11節 川崎vs福岡 相手の対策を上回る内容の必要性
■福岡のプレスを外す
後半の2得点はいずれも相手を崩したもの。
ペナルティエリア内に走りこんだ大久保嘉人が豪快に蹴りこんだ60分の3点目はもちろんのこと。泥臭さが故に「1点は1点ですよ、みなさん(笑)」と笑顔で話す中村憲剛の47分の2点目にしても、その憲剛がGKのハンブルを誘うミドルシュートに持ち込むまでの崩しは見事なものだった。
谷口彰悟が決めた前半の1点がコーナーキックからのものだったこととの対比を考えても、後半のフロンターレは福岡を崩し続けた。
前半と後半の違いの一つは、福岡の守備の考え方にある。フロンターレがボールを握り福岡陣内に攻め込み続けた前半は、福岡が極端な守備陣形を作っていた。基本陣形の3バックに対し、両サイドのスペースをWBが下がって埋め、5−4−1というような形でブロックを作る。福岡の守勢が逆にフロンターレの攻撃を呼びこむ結果となっていた。最後のところで福岡に防がれてはいたが、それにしても危なげない試合運びができていた。
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