「川崎フットボールアディクト」

【中西哲生の解説】前編「21分に彼(長谷川竜也)を失ったのは非常に痛かった」チャンピオンシップ準決勝 川崎vs鹿島

先日行われたチャンピオンシップ準決勝鹿島戦について、中西哲生さんに解説をお願いしました。試合を分けたポイントや、1点が遠かった理由について語っていただきました。
2回に分けて掲載します。

--鹿島とのチャンピオンシップ準決勝をどのようにご覧になられましたか?結果的に1点を跳ね返せませんでしたが。
「チャンピオンシップの難しさを感じました。最初から見ていくと一つ目の誤算は、長谷川竜也が居なくなったということ。彼はすごく裏に出ようとしていたし、相手に対して深さを与えられる(ディフェンスラインを後ろに下げさせていた)。つまり相手が脅威に感じるランニングや動き出しができていました」

--ケガした場面も、ネットからのクリアを追いかけて、あわやというところまで迫った場面でした。フロンターレはコンパクトにされた時に苦戦してきたので、そういう意味では彼の、相手に深さを強いる動きというのは、鹿島には嫌だだったでしょうね。
「あとは裏で受けてチャンスを作れるということ。ドリブルで1枚目の前の選手を剥がせる、というプレーができていたということ」

--大久保くんがボレーシュートした場面ですかね
「そう。ああいう風に剥がせるというのが彼の武器なので」

(残り 2343文字/全文: 2856文字)

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