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[山下コラム/Fリーグ第2節戦術検証]大阪が土壇場のパワープレー変更で勝ち点1をもぎ取る!(2013/6/24)

松宮3

パワープレーでゴレイロ役を担ってきた松宮。相手の一瞬のすきを突くアグレッシブなパスがチームを敗戦から救った。(写真は開幕節大分戦で撮影)

 

 

Fリーグ2013/2014 powered by ウイダーinゼリー第2節

第4試合 シュライカー大阪 2-2 湘南ベルマーレ

2013年6月16日(日) 17:00Kickoff

国立代々木競技場第一体育館 観客数:2,553人

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

 

[得点経過]

0-1 2分28秒  湘南 10 ボラ

0-2 14分12秒 湘南 14 中村猛

1-2 30分24秒 大阪 オウンゴール

2-2 39分51秒 大阪 10 ヴィニシウス

 

 

千載一遇のチャンス

 

勝負の行方は紙一重だ。開幕セントラル2日目の大阪対湘南戦でそのことを思い知らされた。後半15分6秒、つまりタイムアップまで4分54秒を残して、1点を追う大阪はタイムアウトをとると松宮にゴレイロのジャージを着せてピッチに送り出した。勝利をもぎ取るためにパワープレーの開始だ。スコアは1-2。失点せずに1点を奪えば最悪負けは無くなる。しかし決定的なチャンスを演出できないままいたずらに時間が経過していく。焦れる時間帯だ。このときの大阪のパワープレーは、ダイヤのフォーメーションからピヴォのヴィニシウスにパスを直線的に入れ、ブラジル人エースの決定力に頼る自慢のパターンだ。しかし、大阪のブラジル人監督ドゥダはこの形の不具合に気づいていた。

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