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[Fリーグ第18節総括]13/14シーズンの前期が終了。白熱したプレーオフ争いは制度改革の利点か(2013/10/19)

名古屋
1年ぶりの敗戦を喫したものの、最後まで強さを見せた名古屋オーシャンズ。後期も圧倒的な強さを見せることは想像にたやすいが、それを打ち破るチームがひとつでも出てくるのか。

 

Fリーグは3連休となった14日までの18節を終えて、今シーズンから導入された前後期制の半分を消化した。今年から導入された前後期ポイント制でのプレーオフ争いの影響で、このシーズン半ばの時期から負けられない戦いを迎えるチームは数多くあり、劇的な試合が多く生まれた。その前期をここで総括してみよう。

 

まとめ◆デジタルピヴォ!藤里純

 

・白熱した3位争い

 

まさに前後期制の恩恵といっていいだろう。プレーオフ争いの4つの椅子を争う戦いは、名古屋と大阪がアドバンテージを握ったまま進んでいき、事実上残り2つを争う展開へと向かっていった。そして最終節まで3位の可能性を4チームが残すという、まさに「絶対に負けられない戦い」が繰り広げられる結果となった。

 

まずこのプレーオフ争いを白熱させたのは、最後の5試合を4勝1分けとまさに怒濤の追い上げを見せた府中アスレティックFCだ。一時期9位という順位にまで沈んでいた府中だが、皆本、ダンタス、ソロカーバと新戦力を補強してから課題だった攻撃力が向上。最後の5試合で23点を奪い、一気に順位を上げてきた。そして、3位の可能性まで残した最終節ではすでに2位を確定させていたシュライカー大阪と対戦。先制こそされるも、ダンタスなどのゴールで逆転する。しかし、大阪のパワープレーから同点に追いつかれると、残り数秒での小山が決定的なチャンスはポストに嫌われ、痛恨の引き分け。最終的に6位に終わった。それでも試合後に谷本監督は「後期の目標は優勝」語り、後期での巻き返しを図るのだった。

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