デジタルピヴォ! プラス

[湘南、15歳の実戦投入目前!?]湘南・植松晃都「小野さんのように判断が速くてパスが正確な選手になりたいです」(2013/11/1)

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ジュニアカテゴリーの選手ではありません。植松晃都、15歳、高校1年。ナショナルリーグで活躍することになる選手です。写真はフウガ戦後のサイン会に臨む植松。その表情にはまだ幼さを感じさせるが確かな技術と負けん気の強さを併せ持つ逸材だ。

 

2日の北海道戦にベンチ入りか!?

 

それは大きな光明だった。26日のエキシビションマッチ、フウガすみだに0-4と完封負けした湘南ベルマーレ。暗くなりがちな湘南のムードを救ったのが15歳、高校1年の植松晃都(うえまつ・こうと)のプレー。試合直後に小野が「うちで一番よかったのは植松」といったくらいの出来だった。湘南は選手層を厚くするために相根監督を筆頭に育成にも精を出しているが、だからといって結果を無視して育成重視で戦うわけにはいかない。植松の場合もまだ体が小さいだけに体の大きな選手のディフェンスにまわったときに気後れしたり弾き飛ばされていては試合いならない。ましてやそれでケガでもしようものなら論外だ。そこにチームは不安をかかえていた。ところがフウガ戦で植松は相手のエース太見にひるむこと無く当たっていき、からみつくようなしつこいディフェンスから、振り向かせるどころか太見にバックパスを選択させたシーンがあった。記者の察するところこの一連のプレーが相根監督ら首脳陣の評価を一気に高め、リーグ再開初戦の北海道戦で今季2度目のベンチ入りの可能性を引き寄せるのではないか、そう感じている。植松は9月8日の今季第12節・ホーム府中戦で初めてベンチ入りを果たしているが、試合は4-7で敗戦するという厳しい内容だったため彼がピッチに立つことは無かった。今回の北海道戦も目標の優勝へ向けて勝利して、いい弾みにしたい重要な位置づけのカードだ。若手の成長株の刈込と内村がケガでいないことを考えると枠が空いていなくはないが、それが起用の理由にはならないことは明白だ。ましてやサポーターの温かい応援が得られるホームと違い北海道戦はアウエーだ。そう考えるとベンチ入りが決まったら相根監督は植松を本気で戦力と考えている、そう受け詰めることができる。チームは本日1日に空路北海道入りし、2日の試合に臨む。13時のキックオフまであと24時間、“吉報”を待ちたい。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

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