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[山下コラム]我らがチーム監督・渡邊良太の指導方針とは? (2014/7/20)

image「チームスマイル松戸」の渡邊良太監督。シャイで気のいい37歳。職業は、プロフットサルコーチだ。

 

山下は現在、「チームスマイル松戸」に所属してチーム練習を繰り返している。練習場所は千葉県松戸市のトミー・フットサル松戸。練習回数は多くはないが、気のいいチームメートと共に、チーム活動を十分に楽しんでいる。そこでの活動内容などを折に触れて報告していきたい。第1回目は渡邊良太監督その人のポジションと指導方針について触れる。極めて私的な活動であり報告だが、皆さんに楽しんでいただければ何よりだ。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

[6/29の『チームスマイル松戸』トレーニングメニュー](渡邊監督の解説つき)
この日のテーマはコントロールとパス、コミュニケーションの3つ。その中でやった具体的なメニューは以下のとおり。
・5人で輪をつくり受け手の人の名前を呼びながらパス交換。メンバーの名前を覚えてもらう(コミュニケーション)のが一番の狙い。
・その中でボールを2個にしてパス交換。見ることを習慣づけていく。パスを出したら(全部で3つある)別の輪に移動する。引き続きコミュニケーションと、見ることを重視、さらいボールコントロールするときに顔を上げて周囲の状況を把握するという3つが入ってきた。
・最後にダイレクトパス交換。これをやったのは足の裏の有効性をみてもらう狙いから。狭いコートで周りを見るために、コントロールしたときに足裏でしっかりボールをつかむようにすることで個の技術も上がる。
・4人組のパス交換。ここでは、止める、蹴る、動かすという要素を入れた。3つの要素を入れることで複合練習に少しずつなげていく。ここでも。コミュニケーション、パス、止める、蹴る、動かすを一貫してやった。
・2人組のシュート練習。これは2対1で、止める、蹴るの複合トレーニング。動きながら、ゴールを目指しながら、どう攻めるか。というテーマでやった。
※ただ、このトレーニングの中で感じたことは、止める、蹴るの技術の前に、コミュニケーションがとれてないとできないなっていうことを感じる部分があった。そこをしっかり意識しながらやってもらえればいいと思った。
・最後はゲーム。この中でもコントロールという課題は出てきたし、パスミスだったりコミュニケーションに難点があった。なので今後、そこをもう少し練習の中で上げていければいいなと思った。

 

▼理想のチーム

「チームスマイル松戸」は27歳から70歳の選手が所属している。年齢も様々だし、レベルも様々なエンジョイチームだが、みんな、いつの日か大会デビューすることを夢見て平均月1、2回の練習に励んでいる。大会に出るのは正直、簡単だ。スマイルがやってるリーグ戦もあるし。しかし、出るからにはそれなりの準備が要求される。現在の個々の技術では結果は知れてるし、チームワークも図れていない。

僕は以前、「Ligare Tokyo Over 40」に所属していた。忘れもしない去年の7月、蒸し風呂のような炎天下のフットサル品川で初練習に参加し、高校サッカー部以来の厳しさにへきえきした。それでもみんなについていこうとしたがきつい練習が原因か左ヒザを痛め、冬を迎えるころには痛みがますますひどくなった。こらえ切れずにチームをやめ個サルやクリニックで適当にフットサルを楽しんでいると不思議と痛みが軽減した。やめたい理由がほかにもあったとみえて、その点で体は正直だと思った。痛みの軽減に伴ってチーム活動への強い思慕が高まっていった。そのタイミングでこの「チームスマイル松戸」立ち上げの話を聞き、入団に至るのだが、渡邊監督の指導のもと、自分的には十分にきつい練習をこなしているのに幸いにもヒザは悪化していない。以前のチームの若い仲間に長距離ランナーを例にこんな話をされた。“マラソンランナーでヒザなどを傷める人の多くは筋力の弱さが原因。筋トレと走りを同時進行すれば多くは解消できる”。この話に強い共感を覚えた僕は通っているジムでマシンを使った自己流トレでヒザを鍛えたところ、みるみるよくなった。そんなわけでぎりぎり、我がフットサル人生はかろうじて続いている。

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