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[Fリーグ第8節]シュライカー大阪・木暮賢一郎監督「負けても今日のように最後まであきらめずにやり続けることが一番の近道」(2014/8/14)

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試合後の会見に臨んだ大阪の木暮監督。前後半立ち上がりの失点を悔やんだ。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第8節
府中アスレティックFC 5-1 シュライカー大阪
2014年8月10日(日)17:00Kickoff 府中市立総合体育館 観客数:1,104人

[得点経過]
1-0 1分00秒 府中アスレティックFC 23 ソロカーバ
2-0 21分03秒 府中アスレティックFC 12 小山剛史
3-0 21分43秒 府中アスレティックFC 23 ソロカーバ
4-0 28分23秒 府中アスレティックFC 8 上福元俊哉
5-0 30分43秒 府中アスレティックFC 28 田村研人
5-1 34分42秒 シュライカー大阪 10 ヴィニシウス

 

▼「胃が痛くなる」

「今日のような試合は胃が痛くなります」。息子が指揮するチームの試合をグレ父とともに観戦したグレ母は試合後、僕にそういった。2006年にアジア最優秀フットサルプレーヤー賞を受賞した自慢の息子。「前(現役時代)はね、活躍すればうれしいし、点を獲られてもうちの子が出てないときなら別にいいと思ってましたし」。こんなこといっちゃいけないんですけどねと口を押さえて小声でそういった。ところが息子が監督になってからは昔のようには楽しめないらしい。敗戦を息子と一緒に抱え込む気持ちが働くからだろうか。喜びも悲しみも共にする、この親心。グレに限らず、勝ち負けを決める世界に身を置く選手もしくは監督の親というのは子どもにとって世界一のサポーターだ。ま、こんなことを書いて、後でご両親にもグレ本人にも怒られそうだが、でも久々に心あたたまるものを覚え、書かずにいられなかった。そんな会話の後に臨んだ当の息子の記者会見。結果的にはいいところのない試合だったが、最後まであきらめずに自分たちのスタイルを貫き通した選手たちを労う監督がいた。お母さん、あなたの息子は負ける悔しさも飲み込むたくましさを身につけてますよ。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

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