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[Fリーグ第11節]エスポラーダ北海道・小野寺隆彦監督「ピヴォ当てのチームにピヴォ当てを許した、完敗だ」(2014/9/6)

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前半のタイムアウトで厳しい表情を見せる小野寺監督。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第11節
府中アスレティックFC 5-2 エスポラーダ北海道
2014年9月5日(金)19:30Kickoff 府中市立総合体育 観客数:1,030人

[得点経過]
1-0 0分11秒 府中 5 皆本晃
2-0 8分06秒 府中 5 皆本晃
2-1 9分43秒 北海道 24 室田祐希
3-1 12分52秒 府中 8 上福元俊哉
4-1 17分52秒 府中 10 山田 ラファエル ユウゴ ※第2PK
5-1 23分58秒 府中 10 山田 ラファエル ユウゴ
5-2 39分20秒 北海道 8 阿部恭也

 

▼ピヴォ当ての前に敗退

「完敗でした」。試合後、会見室に姿を見せMCに促されてマイクを持った小野寺監督は開口一番、そういった。そのとおりだったと思う。エスポラーダは開始11秒、ピヴォの上福元からのパスを受けた皆本に先制ゴールを許した。さらに8分にはその皆本に、今度は上福元に当ててオーバーラップから再びゴールを割られ試合の流れを完全に手放してしまった。9分に名古屋から復帰した室田祐希が個人技からゴールを決め1点差に迫るものの、12分には左サイドを突破した田村に再びピヴォ当てを許すと、このボールを上福元はダイレクトで蹴り込んで再び2点差とした。北海道の正ゴレイロ関口は今や日本を背負って立つ人材だが、彼をしても府中のピヴォを使った攻撃を止められなかった。今季の府中は1stセットに上福元、2ndセットに小山と、どちらもピヴォを置く3-1のフォーメーションで一貫して戦い、その戦い方がようやく効を奏して、8節から4連勝と波に乗っている。小野寺監督はそのことを百も承知だったが、結果的にピヴォ当ての前に完敗した。クアトロ(4-0)ばやりの昨今だが、逆に、ピヴォ当て(3-1)恐るべし、そんな印象を強くした試合だった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

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