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[Fリーグ第15節]デウソン神戸・鈴村拓也「追いついて、離されて、また追いついて…この粘りがデウソンだ」(2014/10/3)

image自らのゴールで同点とした後も逆転を狙ってゴール前に飛び込む鈴村。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第15節
府中アスレティックFC 4-4 デウソン神戸
2014年9月27日(土) 府中市立総合体育館 観客数:925人

[得点経過]
1-0 11分08秒 府中 21 柴田祐輔
1-1 19分00秒 神戸 14 西谷良介
1-2 26分18秒 神戸 18 相井忍
2-2 26分59秒 府中 8 上福元俊哉
3-2 27分16秒 府中 12 小山剛史
3-3 29分45秒 神戸 4 山元優典
4-3 35分02秒 府中 12 小山剛史
4-4 36分46秒 神戸 2 鈴村拓也

 

▼「上咽頭がん」からの完全復活目指す

「復活への道」を力強く歩み続ける男がいる。鈴村拓也。「上咽頭がん」からの完全復活を目指す36歳は今、乗りに乗っている。チームは4勝5分け6敗の勝ち点17で9位に沈んでいるが、鈴村自身はシュート数が62でチームトップ(リーグ15位)、ゴール数も6で原田、渡井と並んでチームトップタイ(同12位)にいる。ベテランが文字どおりチームを牽引しているのだ。この日の試合は追いつ追われつのシーソーゲームだったが、1点ビハインドの終盤、チーム自慢のパワープレーから鈴村のゴールで追いついている。さらに逆転を狙って果敢に攻めるも、あと一歩届かず。これが今のデウソンだが、それでも鈴村はプレーオフ進出をあきらめていない。その鈴村に病気のことや、パワープレーのことを聞いた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▼パワープレーには自信がある

Pivo! まずは、ドローで終わったこの試合の感想を。

鈴村 個が強い府中、すごいいいチームなんで、こういう試合になって。1点差ででも勝ちたいっていう試合だったんすけど。まぁ、負けなかったのはよかったと思うんすけどね。長い期間(5節から11節まで3分け4敗)勝てなかったけど、連敗も1回しかしてないんで。連勝を積み重ねていけば、残り18試合、まだ時間もあるんで取り返していけると思います。

Pivo! プレーオフ進出圏内の5位にいる町田との勝ち点差8をどう考えている?

鈴村 そうですね。8差っていうのは、離れてはいるけど、非現実的では、まだない。残り18試合、ここをどう詰めていくかっていうのを考えたい。プレーオフに出るために、5位以内に入ることが一番の現実的な目標なので、そのためにどうするかっていうと、やっぱり練習すること。絶対に負けることはダメなんで。ま、そうやって思えば、逆転されてパワープレーで追いついた今日の試合は、よかったとは思うし。

Pivo! 3-4と1点リードされた状態で終盤を迎えてパワープレーで追いついた。

鈴村 負けても1点差とかが多いんで、負けてても1点差、2点差だったらパワープレーっていうのは自信があるんで、うちは。

Pivo! あのパワープレーのシーン、神戸サイドから見て左にパスをつないでいって一番深い所から原田が折り返して…

鈴村 マイナスですね。狙いどおりです。

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