デジタルピヴォ! プラス

[Fリーグ第17節]フウガドールすみだ・清水和也「太見さんのようにガッツリも張れるし、佳翔さんみたいなドリブルもできる、異色のピヴォに自分はなる」(2014/10/17)

image開始1分に先制ゴールを決め、ほえる清水。17歳にして観客を“魅了する”意識を強く持っているし、ここぞというところでの冷静さと、思い切りのよさを兼ね備えている。自分を磨く努力を怠らなければ間違いなく大物になる。

 

Fリーグ2014/2015 powerd by inゼリー 第17節
府中アスレティックFC 3-9 フウガドールすみだ
2014年10月11日(土)府中市立総合体育館 観客数:1,271人

[得点経過]
0-1 1分26秒 すみだ 11 清水和也
0-2 3分05秒 すみだ 9 田村佳翔
1-2 5分04秒 府中 21 柴田祐輔
1-3 10分46秒 すみだ オウンゴール
1-4 10分48秒 すみだ 19 半田徹也
1-5 11分39秒 すみだ 4 諸江剣語
1-6 16分13秒 すみだ 19 半田徹也
1-7 16分45秒 すみだ 6 宮崎曉
1-8 27分29秒 すみだ 11 清水和也
1-9 31分55秒 すみだ 7 杉尾浩平
2-9 33分46秒 府中 21 柴田祐輔
3-9 39分40秒 府中 6関尚登

 

▼17歳に大物の予感

「練習から試合モードで結構ガツガツ当たれるんで日々、先輩たちに鍛えてもらっています」。清水のこのコメントを聞いて昔のあるエピソードを思い出した。テレビの仕事で名古屋の森岡薫に、ピヴォとして一番嫌なディフェンダーは誰か、と問うたときに森岡は“上澤かな”と答えた。上澤といえば彼のチ-ムメートだ。彼のいいたいのは、寸止めはするけれども、ガツガツ当たりにくる上澤のディフェンスを必死にかわしてゴールを狙う練習が紅白戦が自分にとって一番厳しい戦いの場だ。それに比べればFリーグの本番は、とはいわなかったが、そういうことだろう。上澤は残念ながらFリーグから姿を消してしまったが、森岡は当時も今も日本を背負って立つエースだ。清水もまたいい環境でとてつもない選手に育っていくのか。メディア対応に緊張を隠せない中で懸命に自分の意志を言葉にする17歳。大物の予感に僕は心地よい震えを感じた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

▼どんどんゴールを狙った

Pivo! 今日の試合を振り返ってどうか。

清水 自分はFリーグ2試合目ということで、前回の浦安戦ではゴールに直結する動きっていうのができなかったんで、今日はどんどんゴールを狙っていこうと思ってプレーしました。

Pivo! (178cm、69kgという清水を目の前にして)ほんとに17歳(笑)?

清水 はい、17歳です。今、高校3年です。

Pivo! ずっと(フウガのサテライト)バッファロースでやってきたのか。

清水 いや、ちょうど去年、FOOTBOSEっていう高校生のチームから。

Pivo! はいはい、豊田さんのチーム。

清水 はい。あそこにいるときにフウガの須賀さんに声をかけてもらって。で、フウガバッファローズでプレーさせてもらって。去年の10月あたりにフウガに入って、それからちょうど1年ぐらいたったところです。たまたまバッファローズと練習試合があって。須賀さんから声をかけていただいて。僕の兄がバッファローズに入団してたので“一度練習に来てみないか?”といわれて練習に参加して。そこで須賀さんといろいろ話して、入団という形に決まりました。

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