デジタルピヴォ! プラス

[Fリーグプレーオフ]シュライカー大阪・稲田瑞穂「監督にもどんどん仕掛けて撃っていけといわれたし望むところだった」(2015/2/21)

1_稲田後半、サイド突破を図る稲田。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー プレーオフ第1試合
バサジィ大分 2-3 シュライカー大阪
2015/02/20(金) 墨田区総合体育館 観客数:653人

[得点経過]
1-0 2分02秒 大分12 小曽戸允哉
2-0 9分20秒 大分4 田村龍太郎
2-1 21分18秒 大阪9 奥田亘
2-2 28分19秒 大阪 17 田村友貴
2-3 34分27秒 大阪17 田村友貴

 

4_リーグ2位でウレーオフに臨んだバサジィ大分リーグ2位でプレーオフに臨んだバサジィ大分。

 

5_同5位のシュライカー大阪。同5位のシュライカー大阪。「僕らはチャレンジャー」と稲田(写真前列右端)はいった。

 

前半は完全に大分ペース

プレーオフ1stRound第1試合は2位のバサジィ大分と5位のシュライカー大阪の対戦。試合は開始2分、バサジィ大分のエース、小曽戸が先制ゴールを決めた。ピヴォに入ったディドゥダに当ててその落としを右からダイレクトシュート。鮮やかに決めたのだ。さらに大分は9分にも田村龍が決めた。仁部屋がハーフライン付近からドリブルで右サイドを切り裂き、ゴールライン際の深い位置からパスを選択。落としたボールを田村龍がダイレクトシュート。両エースの活躍で大分はたちどころに2-0とした。先制すれば大分のものという、戦前の予想どおりの展開に僕は正直、試合の決着はついたと思った。大分の選手たちもそうだったようだ。試合後の記者会見で大分の伊藤監督は“2点リードで守りに入ったか?”との問いかけに“それもあったかなと”と答えている。その守りの意識、気の緩み、油断が生んだ溝に、結果的に大阪がくさびを打ち込む。大阪は後半立ち上がり、前半の2ndセットを先発に起用し積極的にシュートを撃った。そして後半1分には奥田が反撃のゴールを決め、1点差。さらにその7分後にはFリーグ特別指定選手の田村友がゴールを決めて大阪がついに同点に持ち込む。前半、あれほど球際で厳しくいっていた大分のディフェンスが後半は影を潜めていた。懸命に気持ちを取り戻そうとするかのように奮闘はするが、一度手放した流れは戻ってこなかった。そして34分、大阪は田村友がこの日2点目のゴールを決め逆転に成功する。すべては後半立ち上がりの大阪の攻勢が生み出した流れだったが、ゴールこそなかったものの、その中心にいたのが、稲田だった。稲田は、縦へのドリブルからマークをはがしてシュートに行ける選手。監督の指示どおり、持ち前の縦への仕掛けを存分に発揮し大阪にいい流れをもたらした。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

2_稲田遠目からガンガン行くことも。要は積極的にシュートを撃つ姿勢だ。

(残り 1728文字/全文: 2815文字)

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