デジタルピヴォ! プラス

湘南ベルマーレよ、イプシロンを駆使した3段階ディフェンスで活路を見いだせ! (2015/8/5)

1_イプシロン湘南が採用する第1段階ディフェンスが、4人でYの字を形成するイプシロンだ。双頭の蛇のように高い位置からボールを奪いにいく。

 

2_局面マンマークイプシロンで捕まえきれなかったときの第2段階ディフェンスが“局面マンマーク”。横澤監督がブラジルで習得した守備陣系で昨シーズンから採用している。

 

3_ゾーンディフェンスゴール前を固める最終段階がゾーンディフェンス。クアトロ-ゼロで攻め込む仙台にボックスで対応した。

 

4_コースを限定した守備陣系コースを限定することでゴレイロは体の正面でシュートをブロックすることができていた。

 

3段階ディフェンス採用後、2勝3敗

第10節終了時の湘南の戦績を振り返ろう。勝敗は1勝1分け8敗で勝点4、得点18・失点41・得失点差ー23で11位。下には未勝利の浜松がいるだけという結果。苦境から脱するために“3段階ディフェンス”を取り入れるのになんの支障もなかったといえるだろう。

1⚫︎2 vs.名古屋(第11節/A)
2⚫︎3 vs.北海道(第12節/A)
8⚪︎4 vs.大阪(第13節/H)
5⚪︎0 vs.仙台(第14節/H)
4⚫︎9 vs.府中(第15節/A)
※A=アウェー H=ホーム

この戦績は湘南が“3段階ディフェンス”を取り入れた11節名古屋戦から15節府中戦までのものでトータル2勝3敗。第1クール最終戦の名古屋戦を除くと、12節からの第2クールは2勝2敗の相星だ。開幕節から15節までの得点と失点の関係も、得点38・失点59・得失点差ー21とわずかだが好転している。では、この先、“3段階ディフェンス”は横澤監督が掲げる「第2クール、勝ち越し」の決め手になるのだろうか。いや、なってほしい。そんな思いを込めて“3段階ディフェンス”を語っていきたい。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

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