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[Fリーグ第17節]アグレミーナ浜松・豊島明監督代理「練習から闘う気持ちが足りない。うちの課題はそこだ」(2015/9/5)

1_豊島監督代理。コーチ就任2週間にしてチームを指揮した浜松の豊島監督代理。前半のタイムアウトで選手に厳しい言葉を飛ばして奮起を促したが、それが後半に功を奏した。

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016 第17節
府中アスレティックFc 8-2 アグレミーナ浜松
2015年09月04日(金)  府中市立総合体育館 観客数:961人

[得点経過]
1-0 02分05秒 府中 5 皆本晃
2-0 05分45秒 府中 25 完山徹一
3-0 06分51秒 府中 21 柴田祐輔
3-1 07分47秒 浜松 17 田中智基
4-1 11分21秒 府中 14 永島俊
5-1 16分04秒 府中 8 上福元俊哉
6-1 18分17秒 府中 10 山田 ラファエル ユウゴ
7-1 21分53秒 府中 8 上福元俊哉
8-1 27分02秒 府中 25 完山徹一
8-2 36分50秒 浜松 11 曽根田盛将

 

2_府中集合夏の中断明けの最初の試合で浜松をホームに迎えた府中。タイのチョンブリに期限付き移籍していた10山田は2か月ぶりの試合でゴールを決めた。

 

3_アグレミーナ浜松は監督不在の中で戦わざるを得なかった。浜松は突然のアクシデントために保田監督不在の中で戦わざるを得なかった。

 

「まず初めにアグレミーナ浜松の豊島監督代理より試合を振り返っていただきます」。試合後の記者会見。ホームの府中アスレティックFCの女性MCが浜松の豊島コーチをこう紹介した。保田監督が、試合前にスタッフが運転するクルマで会場へ向かう途中に交通事故に遭遇し指揮をとることが難しくなってしまった浜松は、リーグと府中との話し合いの結果、「豊島監督代理」がチームを指揮するという策を講じ、試合を行った。
会見後に単独インタビューに応じた「豊島監督代理」は、チームに欠けている部分と自らの役割について熱く語った。

まとめ◆デジタルピウ゛ォ! 山下

 

■監督会見
(試合を振り返って)
豊島明アグレミーナ浜松監督代理 今日は急遽、僕はコーチ登録しているんですけど、ちょっとチームの事情がありまして、急遽、試合は行われましたが、リーグと府中さんがそれを認めてくださったことにまずお礼をいいたいと思います。本来は試合をできる状況にはなかったんですが、そこを認めてくださったことを感謝したいと思います。
チームとしてはやはり、入りが悪くて。開幕戦、府中さんとやらしてもらったんですけど、そのときと変わらないような感じになってしまって、非常に悔やまれるところなんですが、後半に関しての話をさせてもらうと、スコア的にも五分五分ぐらいだし。パワープレーをやったっていうのあるんですけど、ある意味、いいところまで行けてたんじゃないかなっていうふうに感じるので。まあ、前半のような負け方では何も残らないんですが、(後半にように)やはり気持ちを出して戦うことができれば、どうなるか分からないところまで行けると思うので。この悔しさをどこまで選手が忘れずにやっていけるのかっていうのが今度の鍵になると思います。

(質疑応答)
Pivo! “試合をできる状況にはなかった”という発言があったが、どういうことか。

豊島監督代理 監督がスタッフが運転するクルマでここへ向かう途中に事故を起こしてしまって。そこ(突然のアクシデントということ)をリーグと府中さんが認めてくれたので僕が指揮をとる形になりました。そこで仕切る人間がいなければ選手だけで試合をやるっていうのはプロのスポーツとしてはあり得ないことなので。選手にも伝えたんですけど、試合ができたことに感謝をしています。

 

4_2得点の完山。浜松は府中に気持ちよく試合をさせてしまった。固め撃ちが得意な府中の完山はこの日も2得点を決め飛行機ポーズ。浜松は府中に気持ちよく試合をさせてしまった。

 

5_左サイド高い位置がスカスカの浜松DF。府中はソロカーバが左から折り返し21柴田のチーム3点目をアシストした。浜松の右サイドは不思議なくらいスカスカだった。戦術うんぬんではなく気持ちの問題だと豊島監督代理はいった。

 

6_ピヴォの上福元、鮮やかな反転シュートソロカーバのピヴォ当てを受けた上福元が鮮やかな反転シュートを決める。やりたい放題の前半の府中だったが、後半は状況が激変した。

 

■豊島監督代理単独インタビュー
個としての1対1が戦えてなかった

Pivo! 今も会見でキミが話してくれたように、前半と後半でかなり違う試合になった。前半、例えば府中の永島に再三、左サイドの深いところからゴール前に折り返されるなど、フリーで撃たれるシーンが多かった、ディフェンスが崩壊状態と感じたが。

豊島 いや、ほんとにそのとおりです。そういう部分も含めて、やっぱりゲームの入り方が悪かったのかなっていうのはあります。いろいろ対策して入った中で、戦術とかいろんな面もあるんですけど、個としての1対1が全然戦えてなかった。あれだけ点差が開いて、後半どうやっていくのかっていうところで、やっぱりまだまだ戦えてないんじゃないかなって思わざるを得ないですね。

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