デジタルピヴォ! プラス

[Fリーグ第32節]重圧から解き放たれた府中・谷本俊介監督の喜び(2015/12/14)

1_谷本俊介監督試合後の記者会見で控えめな笑顔を浮かべる谷本俊介監督。

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016 第32節
府中アスレティックFC 4-2 エスポラーダ北海道
2015年12月12日(土) 府中市立総合体育館 観客数:1,404人
[得点経過]
1-0 13分16秒  府中 12 小山剛史
1-1 17分54秒 北海道 10 鈴木裕太郎
-1 20分42秒 府中 23 ソロカーバ
3-1 23分15秒 府中 10 山田 ラファエル ユウゴ
3-2 35分30秒 北海道 9 十川祐樹
4-2 39分59秒 府中 9 宮田義人 

 

喜びは控えめだった…ようにみえた。しかし、実際には谷本監督の心は喜びに打ち震えいていた。5位の府中が6位の北海道との“直接対決”に勝利しプレーオフ出場を大きくたぐり寄せた試合後の記者会見。谷本監督の試合の振り返りのコメントは、はっきりいって、ハチャメチャ。早稲田大学大学院卒業のインテリゲンチャには珍しいその混乱ぶりが何よりこの人の喜びを表していた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

話がバラバラで申し訳ない(苦笑)

「残り2節という状況で、プレーオフの残りの1枠を争ううえで、うちとしてもそうですし、リーグとしてもそうである本当に大きな大きな見せ場だった試合を、とにかく結果にこだわって勝ち切ろうという意気込みで臨んで、そのとおりの結果をつかみました。内容自体、どちらが勝ってもおかしくない試合でしたし、もしかしたら北海道さんのほうが優勢に試合を進めていたかもしれませんが、うちが粘って最後のゴールの部分で鍵をしっかりと閉めたことが多分、この試合の勝敗につながったんじゃないかなというふうに思います。プレーオフ(出場)については皮算用ではありますけれども、ほぼほぼ僕らの手中から離れることはないと思いますので。ただ最後の1試合、気は緩めずに、この試合も決して消化試合ではないですし、プレーオフに行くという想定をすればなおさらのこと、もしかしたらプレーオフのトーナメントの中で大坂さんとやる可能性もあるでしょうから、そこのことも含めて、シミュレーションして試合に入れればなあと思います」
「選手たちに関しては、ほんとにプレッシャーのかかる試合を、最後まで力まずにプレーできたことが一番よかったんじゃないかなと。みんなには必然的にどうしてもプレッシャーはかかるからそれ以上に“勝たなきゃ!”とか集中しすぎることを恐れていたというか。そこだけが、そのメンタルの部分だけが、もし負けるとすれば敗因になるんじゃないかなと思ってましたので。

(残り 2222文字/全文: 3272文字)

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