[DUARIG Fリーグ2017/2018 キックオフカンファレンス]もともと88は子どもの誕生日でした。(神戸・稲田瑞穂)(2017/6/2)
5月30日、「DUARIG Fリーグ2017/2018 キックオフカンファレンス」にてデウソン神戸の稲田瑞穂に新キャプテンとして展望を語ってもらった。
「この1年間、試合中もリーグ中も波があった。もっと引っ張っていかないといけないとシーズンを通して感じた」
昨シーズンの全日本選手権準決勝での試合後の彼の言葉であった。昨シーズン鈴村拓也新監督が選手としてプレーオフでの進出を果たせなかった思いも受けて稲田瑞穂はまたシーズンを戦うことを決めた。シュライカー大阪を退団するタイミングで引退することも考えた彼は1シーズンFリーグで戦うことの重みを知っている。また、選手としては悔しい思いもしてきたからこそ、キャプテンは適任といえるであろう。
まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤
稲田瑞穂新キャプテンの開幕戦の意気込み。
「昨シーズンの開幕戦は勝ちましたが、森岡選手筆頭に町田はすばらしい選手がいっぱいいますし、昨シーズンもプレーオフファイナルに行ったチームです。僕らはチャレンジャーだと思います。観客の皆さんは町田が勝つと思っていると思いますが、またビッグサプライズを起こせられるように頑張ります」
デウソン神戸は昨シーズン、リーグでは終盤までプレーオフの可能性を残しつつも逃してしまう。
全日本選手権の順位は4位。
準決勝は稲田にとって古巣であったシュライカー大阪との対決となった。
「古巣であったり、テツさん(村上)・フクローくん(奥田)・ヒロト(水上)・スズさん(鈴村)の引退にコウヘイくん(原田)の退団だったりいろいろな思いの中、戦いましたが、強かったです。僕のドリブルに相手も嫌がっていることも分かったので切り裂いてやろうという思いでした」
昨シーズンの全日本選手権で元チームメートであった奥田亘は稲田瑞穂に対して以下のように語ってくれた。
「瑞穂は大阪で今シーズンの僕と同じような気持ちを抱きながら、神戸に行って1年発起して、きっかけをつかんで、今こうやって結果を出してほんとうにいい選手だと思いますし、持っている力を出せていると思います。瑞穂にはまだ代表の可能性も残っていると思います。もう1個2個化けると思います。スペシャルな選手です」
以下は稲田瑞穂の個別インタビュー。
Pivo!:背番号10をつけることになりました。どんな思いで受けましたか?
稲田:もともと88が8月8日生まれという意味で自分の子どもの誕生日でした。2人目もわかってくる年齢なので88やと寂しいかなというところとチームからも背番号10を背負ってくれといわれました。自分の中でもプレッシャーとか責任とかを持って戦いたいなというのはありました。言葉もそうですが、プレーで引っ張ってくれと昨シーズンからいわれてましたが、キャプテンという名前もついたのでしっかりと責任持って取り組んでいきたいです。
Pivo!:1度シュライカー大阪で引退を考えた中でのデウソン神戸での現役続行、その翌年の今年にキャプテン。今どういう心境ですか?
稲田:確かに辞めようと思いました。けど、またやると思ったときは自分にとって最高のパフォーマンスをしないといけないですし、ゴールやアシストとゴールに直結したプレーという意味ではそれなりに昨シーズンはできたかなと思いますが、チームはプレーオフ進出できませんでした。悔しさは残りますし、チームとしても個人としてもステップアップしたいです。チームの結果が伴わなかったのでチームに貢献できたとはいえないかもしれませんが、僕自身も(33試合出場)キャリアハイの21の得点数を奪えたので、自信にはなりましたし、ステップアップできてのキャプテンはうれしいです。今シーズンはそれ以上に獲りたいと思います。
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