判断の力こそサッカーの力/森崎和幸と長谷部誠
厳しい残留争いが続く。広島は鹿島に敗れた。相手どうこうではなく、勝ち続けていれば残留できる場所まで一度は辿り着いたが、そう簡単にはいかないのが現実である。特に残留という重い目標を勝ち取るには、そう簡単に物事は運ばない。
試合の振り返りは既に、TSSサンフレッチェ広島公式モバイルサイトに書いたので、ご参照いただきたい。次に向かうために何を為すべきか。後ろを振り返る時間はない。
ここで考えないといけないのは、失点がどうやって生まれたかということ。技術ではない。2失点とも判断の質の問題なのである。そしてサッカーとは、技術・肉体と共に「判断」が大きな価値を生むスポーツなのだ。もし、技術・身体能力が一流で判断が二流な選手と逆に技術・体力は二流ながら判断が一流な選手と、筆者が監督を務めるチームに2人の選手がいたとしたならば、文句なく後者を選択する。なぜか。
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