【フットボール・ブレス・ユー】第17回やがてチームになっていく（17.3.8）

2017年03月08日 21時00分　
カテゴリ：コラム • フットボール・ブレス・ユー
タグ : ロティーナ • 竹本一彦

第17回やがてチームになっていく

2012年、スマッシュヒットを飛ばした映画『桐島、部活やめるってよ』。僕もおおいに楽しませてもらったクチで、以降、吉田大八監督のフィルムワークに注目している。

近々、面白そうな映画が封切られないかなとネットで情報を探しているときだった。映画.comに掲載された吉田監督のコメントに僕は目を留めた。

〈「キャスティング面だけでなく、自分から距離のある題材に向かったり、感覚的に共有できないものにあえて近付いていく。そういう時のほうが、自分でも想像つかないエネルギーが出るんじゃないかという期待があります」。一方で、「一番怖いのは“前にやったことがあるな”という飽きや、緩みみたいなものにむしばまれることです」と吐露した〉（記事からの引用）

より正確に言えば、蝕まれる自分に気がつかないことか。ライター業も同じ感覚を覚えることがある。僕はこれを自分の仕事に重ね、そして今季の東京ヴェルディに重ねて読んだ。

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