【無料掲載】2016Jリーグ2ndステージ第3節・ベガルタ仙台戦[ミハイロ・ペトロヴィッチ監督][監督コメント]

○ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
ここ、アウェーで仙台とのゲームが、非常に難しいゲームになることは分かっていました。少なくとも、私が浦和を率いてからアウェーの仙台のゲームは勝てていませんでした。そして、仙台というチームは今日も見せてくれたように、素晴らしいまとまりのある危険なチーム。前半は我々が比較的主導権を握りながらゴールに向かって攻める展開で、ゲームをコントロールしながら攻める展開でした。ただ、残念ながらラストパスやシュートの精度があまり高くなくて、なかなか得点ができませんでした。

後半は、連戦のなかで今日は非常に湿度が高いゲームということで、若干オープンな展開になってしまいました。両チームが攻め合うなかで、どちらも決定的なシーンを迎えられずに試合が進んでいったと。終了間際に得点できたことは我々に運があったとも言えるでしょう。ただ、その運を引き寄せたのは、選手たちの勝ちたいという強い気持ちだったと思いますし、試合を通して選手たちはとてもがんばってくれたと思います。敗れはしましたけど、今日の仙台は非常に素晴らしいプレーをしていたと思いますし、両チームにとって非常にいいゲームだったと思っています。仙台は今日のようなゲームをすれば、次は勝利できると思っています。

Q 決勝点を決めた興梠選手がリオ五輪でチームを離れる影響は?

興梠選手だけでなく、遠藤選手もオリンピックチームに行きますが、チームにとって2人が抜けることは痛いですし、決してその後の戦いは簡単なものではないでしょう。ただ、日本のサッカー界において、オリンピックは非常に重要な大会であると認識していますし、日本代表がオリンピックで活躍することはやがて我々のサッカー界に返ってくるものだと思っています。チームとしてもクラブとしても、心から協力したいという思いで送り出したいです。

もし、クラブが私に10億円くれて、ロナウド選手という名前のどこかのブラジル人でも取れればなと思いますが(笑)。

先ほどの話は冗談ですが、興梠選手は抜けても、我々にはズラタン選手や高木選手、あるいは梅崎選手や石原選手といった選手たちがいますので、慎三がいない間、彼らが必ず自分の仕事をしっかりやってくれると思います。ただ、慎三は次の大宮とのさいたまダービーで得点を決めて、しっかりと景気よくオリンピックチームに行ってほしいと思います。

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