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「次もPKを獲ったら蹴ります!」(渡邉千真)【コメントアーカイヴス】高橋秀人、平山相太、渡邉千真、長谷川アーリアジャスール/2013 第93回天皇杯2回戦 FC東京対横河武蔵野FC_第2報(09/07)[4,112文字](2013/09/09)

◆天皇杯二回戦、FC東京選手の談話

前回大会で敗れたJFLの横河武蔵野FCが相手ということで注目が集まったFC東京の天皇杯初戦、二回戦。昨年と同じ味の素スタジアムにて、再三、横河武蔵野FCゴールキーパー飯塚渉のファインセーブに決定機を阻まれ、PKまで止められて得点が入らない展開に、「またか」の予感が漂った。
しかも延長戦に入って早々に丸山祐市が退場処分となり、数的不利の状況で、東京は4-4-1のフォーメーションで相手の攻撃を受けとめながら、致命的なカウンターをくらわないように丁寧にパスをつないでいかざるをえない、綱渡りのような試合になった。
実際には個の部分での戦力差があって危険度は若干低めだったにしろ、不用意に前がかりに攻めればうしろが薄くなって反撃をくらいやすくなる。
そのなかでもクロスからのヘディングで1点をもぎとり、勝てたことで、東京はひとつの壁を乗り越えたようだ。
しかし相手の体力があり、しっかりとセットした状態で守られ、しかも昨年よりも高い位置からプレッシャーをかけられ、決定機でも驚異的な粘りで守られていたとはいえ、もっと早くに点を獲ることもできた試合。前半に先制していれば、あそこまで苦しむことはなかっただろう。
そのように、手応えと反省が交錯する言葉が、ミックスゾーンの選手たちからは聞かれた。

◯高橋秀人の談話

みっともないですけどね。でもこの世界、サッカーはそういう世界なので。去年に学んだ……。
Jリーグと同じ以上の気持ちを見せていた。
もっと早い時間に点が獲れたと思います。もっと押し込まなければいけないところで相手のビッグセーブやからだを張ったプレーに阻まれてしまった部分もあった。そういうところはプロとしてはみっともないけれども、こうやって勝ち進んでいくのかなと思いました。

(3バックの運用については?)(丸山)祐市や(チャン)ヒョンスと話し合いながら。祐市が退場してしまったのは残念ですけど、クサビを(平山)相太くんに入れてチャンスをつくった場面などもあり、祐市も存分に力を発揮したと思います。ヨネ(米本拓司)やアーリア(長谷川アーリアジャスール)が躍動する姿は―─去年の(横河武蔵野FCとの)試合も観ていましたけど──去年以上に横河へのリスペクトを持って、自分たちも泥臭くプレーできていた。うしろの選手としては前の選手がのびのびプレーできるように統率を意識していました。

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