選手コメント◆天皇杯3回戦東京対松本/三田啓貴、河野広貴「(きょうできた体力の余裕は、週末に使いたい?)使いたい(笑)。やっぱりリーグで残したいです、結果」(河野)(2014/08/22)
選手コメント◆天皇杯3回戦
天皇杯3回戦の試合後の取材から、三田啓貴、河野広貴両選手の談話を紹介する。
三田は、得点したのに先発出場をつづけることができなかったのはなぜか、自身が先発から外れているあいだにインサイドハーフで先発出場していた羽生直剛のプレーを観察し、考えていた。その答えをどうピッチで表現したかについてコメントしている。
また河野は、ここまでの出場時間や得点の少なさを考慮して謙虚な姿勢を崩さず、それでいてリーグ戦での活躍を、と誓っている。
対サガン鳥栖戦でベンチにまわったふたりの若武者が何を考えてこの試合に臨んだかをお読みいただきたいと思う。
◯河野広貴の談話
――先制点の場面はどういう狙いだったのか。
河野広貴 エドゥーのシュートかヨネ(米本拓司)のシュートがこぼれてくると思っていました。前半に(渡邉)千真が撃って相手にクリアされたシュートも、(自分のほうに)来ないかなー、と思っていたので、あの辺(ゴール前のポジション)にいようかなと。
――きょうは日本代表監督のアギーレさんが来ていたんですが、そのことは意識にはありましたか?
河野広貴 いや、全然。そういうレベルじゃないし。
――どの辺りが。
河野広貴 全然、点も獲っていないし、長い時間、試合に出てもいない。だから意識はしていないです。
――よく走り、最終ラインまでをもカバーする働きはできていたと思うのですが、そういう意味でも満足はできますか。
河野広貴 そうですね、それはもう。それはもう、毎試合やらなきゃいけないことだから。最近はふつうになってきたし、そのなかで点を獲りながらできたことはよかったと思います。
――きょうはそうとう蒸し暑かったと思うんですけど。
河野広貴 そっすね(苦笑)。けっこう、まあ、きつかったし。前半、前でしっかりキープできなかったので、カウンターを喰らっちゃって。守備の選手がたいへんだったと思う。だからあの時間(前半41分)で点を獲れたことがほんとうによかったかなって。
後半は、前半に点を獲れたので。ゆっくり廻して。まあ、もうちょい前半に、前で時間をつくったりしたかったんですけど「下がって、上がって」ということがなかなかできなくて。なので、後半はもう少し落ち着かせようと思って入ったんですけど、すぐに交替しました。
もっと出たかったですよ、やっぱり。きょうは。
――前後の試合に関係なく、きょうの試合単体で考えたら、スタミナには余裕があった?
河野広貴 まだ、きょうはありましたね(笑)。サボるところは、前半はサボっていたので。いつもよりも。だからまだいけたし、この前の鳥栖戦も(2分間+アディショナルタイムの出場で長い時間は)出ていないので、もうちょっと使ってほしかった、という気持ちはあります。
――ここのところ、リーグ戦では前半の20分くらいまでに得点していましたけれども、きょうはそれができなかった。難しかったのでしょうか。
河野広貴 ああなる(前半の最初に、先に点が獲れない)ときついかなって。早い時間で獲れないと、鳥栖戦もそうですけれども、廻される時間が長くなってしまうから。早く獲れた試合は自分たちのペースで進められる。なので、(課題は)獲れなくなったときですよね。セレッソ戦もなかなか獲れなくて、そうなったときにどうやって運んでいくかとか。難しいですね。まだやっていて難しいと思います。
――サボっていたというのは。
河野広貴 いつもだったら下がるところを、途中からセカンドボールを拾うようにして、残ったりして。全部(の場面)は下がらないでちょっと残って、攻撃にいけるように。
前半は五分だったかなと思います。ウチも全然廻せなかったし。後半はまあ、ウチのペースでやれたかなと。
――このあと首位争いに加わっていくにあたり、もっとやらなければいけないこととは。
(残り 2091文字/全文: 3655文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ