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【オフ企画スタート!/第3回】髙橋延仁(FC東京U-18出身) Interview/03(2014/12/17)

【オフ企画スタート!/第3回】髙橋延仁(FC東京U-18出身) Interview/03

 

 

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今週から始まったオフ企画第一弾、FC東京U-18出身、髙橋延仁選手の連載Interview第三回です。
無料公開の第一回を受けて第二回から無料範囲が前半部のみの有料記事となっていますが、よろしければご一読ください。

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いまやタイで活躍する日本人プロサッカー選手のひとりとして名前を知られるようになった髙橋延仁。FC東京U-18から東京農業大学に進んだ際のエピソードから、話は再びFC東京U-18の思い出へ。するとここで話は思わぬ展開に。髙橋の口から「自分は羽生さんに似ていると思うんです」と、羽生直剛の名前が飛び出し、自身のプレースタイル、そしてサッカー論へ。
奥の深さが漂ってくる第三回。

(02)からのつづき

――FC東京U-18が結果を重視していたのは、大学推薦を取りつけやすくするためでもあったんでしょうか?
「どうでしょう。そういう感じではないように、ぼくは受け取っていました。と言うのも、勝ったほうが進路を決めるうえではいいに決まっていますけれども、全員がサッカーを(高校卒業後も)つづけるわけじゃないじゃないですか。がんばる、がんばらないは自分次第。みんなで輪になって勝ちたい、という思いがあったことは憶えています」

――それを聞いていま思い出したんですけれども、当時、練習を見学させてもらったときに、柴田(峡)さんが、選手みんなに勝ちたいかどうかを訊いて、勝ちたいんだったらそういうサッカーを教える、という意味のことをおっしゃっていたんですよ。
「言われたような気もしますけれども、よく憶えていないですね(笑)。いや、自由にやれって言われていて、実際に自由にやってしまっていたので。どこに行ってもそうなんですよ。どこのチームに所属しても、何かこうしろと言われた記憶がない」

――何にでも対応できると思われているんじゃないですか?
「器用貧乏なんですよ、たぶん。正直な話、すごいシュート力を持っているわけでもない。脚も、半端ないというほど速いわけでもない。ディフェンスはふつうだし。と、考えたら、特別に突出したものって、そんなにないんですよ。でも、どのチームでも試合に出る。出られる。そのわけはオレにもわからないんですけれど(笑)、何かしらあるのかな、と」

――なんなんでしょうね。
「それで、このあいだ、たまたまFC東京の記事を読んで。これは後藤さんのとは別の記事なんですけれども、たしか後藤さんも同様の考えを書いていらっしゃったと思うんですが、羽生(直剛)さんが同じことを言っていたんですよ。シュート力があるわけでもない、速くもない、テクニックも特別優れているわけではない、からだもちいさい、と。だけど羽生さんは常に試合に出ているじゃないですか。若干畏れおおいところはありますけれども、すごく自分に似ているな、と思って」

――ただ、走ってはいるんですよね。

(残り 2014文字/全文: 3264文字)

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