【オフ企画/有料記事】成長したベンチ外メンバー。安間道場の観察から今後の東京を占う<3>◆幸野志有人、野澤英之……気づかなければいけない本質への接近(2015/01/08)
◯セカンドチームが若手にとり有益なこと
2016年シーズンのJ3に臨むFC東京のセカンドチームは、年齢制限を設けるものになりそうだ。規定ではここにオーバーエイジが加わるらしい。
しかしJ3にJ1の選手が“下りてくる”にあたり、強すぎても弱すぎてもいけない、という問題が生じる。もし仮にJ1で試合に出ているメンバーを含むほぼ主力がセカンドチームの試合に出場したらどうなるのだろうか?
J3側とFC東京ほかJ1セカンドチームとの交渉には紆余曲折があったと聞く。リーグを運営する事務局には、FC東京、セレッソ大阪、ガンバ大阪の3チームには、できるかぎり見栄えのするメンバーを揃えてもらい集客に貢献してほしいが、かと言って強すぎるチーム編成でリーグ内の強弱バランスを崩してもらっては困る、という矛盾した思いがある。一時期のJFLに於ける、流通経済大学の一軍を引いたチームが負けを覚悟したような状況をつくりたくないということだ。東京もメンバー構成しだいではそうした脅威を他チームに与える存在になりそうなのだが、安間コーチは、必ずしもそうはならない、と言う。
「Jリーグ・アンダー22選抜でオリンピック代表のAチームをつくり、FC町田ゼルビアと対戦しましたよね。でも敗れた。ああいう感じになるのかもしれない」
それは、東京には負けないと思って相手が向かってきてくれる、だからガチンコの経験になる、ということなのだろうか?
(残り 3339文字/全文: 3938文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ