小野裕二の去就がサッカー界を騒がせている [タイキャンプ前レポート]
16日の始動から4日間のトレーニングを消化し、チームは今日の夜中にタイへ向かう。現地では温暖な気候の中でフィジカル面の向上が期待され、24日と26日にはアジアチャレンジと題した試合も予定されている。タイキャンプに向けてエリク・モンバエルツ監督は「ボールを使わず走ることはあまりない。ボールを使って戦術面と結びつけながらフィジカルを上げていく」と明かした。フィジカルコーチやトレーナー陣が総入れ替えされても、基本的な方向性は昨季までと変わらない。
前記した2試合は始動日から9日目と11日目だから準備期間が短い。既存選手は年末の29日まで試合と練習を続けていたとはいえ、この時期に無理をすると負傷のリスクが高まる。ここまで最年長38歳の中澤佑二と移籍加入前からシーズンを戦い続けていたマルティノスは、チーム本隊とは別の調整を許されていた。結果的に中澤はトレーニングに参加していたが、選手個々の状態を見極めた上での配慮である。したがって彼らがタイで試合のピッチに立つ可能性は低い。負傷が癒えていない栗原勇蔵、伊藤翔と長期離脱していた下平匠もそれぞれのペースでコンディションを上げていく予定だ。
このタイ遠征に齋藤学は帯同しない。欧州の移籍ウインドーぎりぎりまで可能性を探るためで、話がまとまればすぐにメディカルチェックのため日本を離れるかもしれない。今日までのトレーニングは元気に消化していたが、ここで齋藤とはひとまずのお別れとなる。しかし移籍話がどうなるかは誰にもわからない。この動きに対して、利重孝夫チーム統括本部長も動向を見守るため日本に残る模様。状況を見つつタイを訪れる動きになるようだ。
その他の話題ではシント=トロイデンVVに所属する小野裕二の去就がサッカー界を騒がせている。
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