【赤鯱短信】「三浦さんに勝利を贈りたい」。“教え子”菅原由勢が秘める熱い決意。
古巣対戦となる新井一耀とはまた別のベクトルで、この一戦に気合いを燃やす選手がいる。横浜FMとは縁もゆかりもないが、とにかく勝ちたいと強く思っているのである。チームのためだけでなく、個人的な恩のために、勝利を捧げたい。ここまで書けば察する方も多いかもしれない。想いの主は菅原由勢だ。4月28日に逝去された三浦哲郎氏から多くを学んできた“名古屋ユース”の最新作は、「僕にはちょっとショックが大きいです…」と声を沈ませる。
訃報を知ったのは、FC東京戦の朝だったという。「え、本当に?って思って、試合後に連絡もあって。お通夜にも行きたかったんですが…」。結局、参列はできず、翌日の葬儀もチームのトレーニングがあった。「サッカーしているところを見てもらうしかない」。そう意気込み、喪章を巻いて戦ったC大阪戦は何の偶然か、昨季アカデミーで務め上げた右サイドバックで起用された。だが、結果はスコアレスドロー。勝利を手向けることはできなかった。
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