赤鯱新報

「勝つために“個人”の全力を出してほしい。基本に忠実にやってほしいということ。それを見せてほしいと思います」風間八宏監督試合前記者会見の様子


○風間八宏監督
Q:予定を変更してオフを入れたわけですが、選手たちは切り替えた様子でしたか。
「これは元から考えていたことではあったんだけど、この連戦の中で少し頭を冷静にすることと、身体もね。そういうところを含めてリフレッシュすることも大事なので、それで休みにしました」

Q:長崎戦は良くない、悪い試合だったと思いますが。
「もちろん。誰が見てもそうだったと思う。だけどもう1回、何が自分たちの姿なのか、いつも言っているけど、そこをちゃんとしなければいけない。簡単に言うと、自分たちがボールを持つことから逃げていた。止める、蹴る、運ぶ、はずす、自分たちの忠実さがゼロだった。それをしっかりミーティングの中で話をして、トレーニングをやれば全然違うものになるのでね。そこのところは何度も何度も仕掛けていかないといけないし、我々もね。そして彼らにその意識を持たせれば、1日でも変わることだと思うので。そこはしっかり次の試合でトライしたいと思います」

Q:しかしそうして練習で出てきた良い動きが試合で出てこない、この部分を何とかしたいところでは。
「いや、というか、今までとはまた違う。アプローチはどんどん変えているので、それとはまた違うものです。やっぱり自分たちというのは、戦うのは相手ではなく、闘いとはこういうもの(と言って拳と手の平をぶつける)ではなく、相手に触らせない戦いなので。そこを考えると、最近は身体に触られてばかりだから。それは何かというと相手のサッカーをやっているということ。自分たちの姿をどうするかといった時に、自分たち全員が自覚しないと、それが一人でも二人でも違えばそこが必ず穴になる。あるいは相手のチャンスにしかならないのでね。それができればね、実際この前の試合でも途中から選手を代えたりしてからは、良くなったりもしたけども。そういう時は忠実にやっている時なのでね。それを90分いかに続けさせていくかは、個人の持続力もあるし、個人の認識力でもあるし、個人の技量という部分でもある。そこをどんどん投げかけていかなければいけない。そしてそれがあれば、今日の練習でもだいぶ面白いところが出ていたのでね。まあ、それが本当の姿なので、そこをしっかりやっていけるかが、それが一番の、次への課題だと思います」

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