赤鯱新報

【名古屋vs奈良】プレビュー:「できなかったこと」はできるのか。名古屋のリスタートは天皇杯からその一歩を踏み出す。

■第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
6月6日(水)名古屋vs奈良(19:00KICK OFF/パロ瑞穂)
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さながら“中間考査”である。リーグ前半戦を最下位で折り返し、ルヴァンカップも敗退。踏んだり蹴ったりの3ヵ月を過ごしてきたチームは逃げ込むようにしてワールドカップによる中断期間に入り、反攻への力を蓄える作業に日々没頭している。「足りないものを補うのではなく、できなかったことをできるようにする」。風間八宏監督の考えは明確かつ不動で、それはつまり降格圏にあってなお、彼らが攻めて勝つことをJ1でも貫き通すという決然たる意思表示でもあった。

しかし無策では戦えない。指揮官とてそれは百も承知で、いくつかの基本的なアプローチを土台に勝利への道を探る。

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