赤鯱新報

【2018シーズン全選手レビュー】宮原和也:充実のJ1戦線を襲った悔やまれる負傷。彼の次なる選択肢はどこにあるか。


6 DF 宮原和也
リーグ戦26試合2263分出場
カップ戦2試合106分出場

「相手とぶつかって踏ん張った時に、プチッて音がしたんですよ。こりゃもうダメだと思いました」。

宮原和也の2018年シーズンは、26節の13分に終わりの時を迎えた。相手とのボールの奪い合いでもつれ合い、つんのめった態勢を立て直そうと足を突っ張った瞬間に、それはわかったという。38度の熱があってもフル出場するような頑丈な男も、さすがに筋肉が切れては走り続けることはできない。最終節を前に風間八宏監督は「無理をさせられるような状態ではない」と語ったが、2ヵ月を経てなお復帰できなかったことを思うと相当な重度の肉離れだったということだ。順調に見えた回復も運動をするには程遠い様子で、いまだに「軽い動きはできても強い動きはまだできない」と本人も顔をしかめる。名古屋に不可欠な選手となって臨んだJ1の舞台は、何とも残念な幕切れとなった。

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