赤鯱新報

【鹿島vs名古屋】レビュー:初志貫徹なくして勝利なし。鬼門が教えてくれた、名古屋の強さの“芯”にあるもの。

■明治安田生命J1リーグ第6節
4月5日(金)鹿島 2-1 名古屋(19:03KICK OFF/カシマ/14,163人)
得点者:47’ガブリエル シャビエル(名古屋)72’土居聖真(鹿島)81’レオ シルバ(鹿島)
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選手の誰もが勝てる手応えを得ていた試合だった。指揮官も同様である。しかし結果は敗戦であり、内容を見れば相手の試合巧者ぶりにしてやられたところもやはりあったように思える。米本拓司は「点を取って押し込める試合がこれまでは多かったんですが」と言った。これが正直なところではないか。想定外ではないにせよ、彼らは自陣で守り、押し返していく展開への耐性が下がっていたのだろう。だからこそ何が何でも敵陣でプレーをし、遊び心があるくらいの余裕をもって相手をいなすことが必要だったのだが、後の祭りだ。自分たちのやり方を見失えば何が起こるか。そのことを名古屋は改めて痛感したに違いない。

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