【名古屋vs川崎F】レビュー:川崎相手の完封は復活への足掛かりに。良いことづくめの快勝を、正しく謙虚に認識せよ。
■明治安田生命J1リーグ第22節
8月10日(土)名古屋 3-0 川崎F(19:03KICK OFF/豊田ス/42,819人)
得点者:11’和泉竜司(名古屋)18’和泉竜司(名古屋)64’前田直輝(名古屋)
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あえて冷静に事を振り返るのであれば、これは完勝ではなく快勝にとどめておいた方がいいと思う。リーグ連覇王者として全チームからの大きなリスペクトを受ける川崎に対し、3-0というスコアは少なくともサポーターを満足させるに十分な結果ではある。内容面を見ても名古屋の良いところばかりが出た試合で、強い名古屋の再来と報じられても仕方のないサッカーを彼らは見せた。11試合ぶりの勝利は7年ぶりとなる川崎相手の勝利という”ボーナス”付きのもので、記録の持つ意味合いとしても価値ある勝点3ではあった。観客動員は豊田スタジアム史上初の2戦連続チケット完売で当日は42,819人という大観衆。何から何まで良いことづくめの一戦だが、それでも気を引き締めるべきだと思うのである。名古屋には幸運の女神がほほ笑んでいた。つまり幸運もあったと認識するかしないかで、今後の戦いに変化が生じてくる。
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