赤鯱新報

【赤鯱探訪】津田知宏編③「本当に自分は人との出会いに恵まれてきた」

赤鯱探訪 第5回 FCマルヤス岡崎 津田知宏 (2005~2010 名古屋グランパス在籍)

また一人、懐かしい顔が愛知県に帰ってきた。豪快なキャラクターと高精度のシュートテクニック、そして名人クラスのリフティング。名古屋グランパスの育成組織出身としても貴重な存在だったストライカーは今季、Jリーグでの旅路をひとまず終え、JFLの舞台へと足を踏み入れたわけである。“親元”を離れて徳島、横浜、長野と渡り歩き、次なる挑戦の地は岡崎になった。プロ社会人混成の特殊な環境下で、津田知宏は15年のプロ生活で培ってきた経験すべてをチームのために、そして自分のために使っていく心積もりを固めている。偉大なるレジェンドとの出会いをはじめ、「人に恵まれた」と語るベテランは、まだまだ旺盛な得点欲を胸にシーズンに備えている。

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Q:良い人生を送ってこその、人間的な成長だと思います。
「本当にそう思います。わかっていないこともまだまだ多いし、多くの先輩方にはまだまだ追いつけないことばかりですけど、わかるようにもなってきたんですよ。34歳ですよ、今年。ナラさんともこっちに来るときに話をさせてもらいましたし、カズさんもそうですけど、そういう方々が『まだ若いよ』って言ってもらえる。ましてやチームには森山さんという大先輩がいますから、そこには甘えさせてもらいつつ、やっていけそうだなって思っています。岡崎は名古屋も近いし実家の岐阜も近いので、そういう部分でもいろいろな人に助けてもらおうとも思っていますから、良い環境だと感じています」

Q:聞いたところによるとFWは激戦区だとか。
「僕は一つ後ろでオイシイところをもらえればいいですよ」

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