赤鯱新報

【徳島vs名古屋】プレビュー:再びの勢いを出していきたい連戦の初戦。想いの交わる徳島との対戦を、名古屋は圧倒できるか。

■明治安田生命J1リーグ第15節
5月22日(土)徳島vs名古屋(18:00KICK OFF/鳴門大塚)
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「本当にもう負けが許されない状況が続いているので、そういった意味では勝点を速く積み上げたい」。少し意外にも思える柿谷曜一朗の言葉は、実際のところ切実なる状況が彼らにはあるということを示唆している。ACL組は前倒しでリーグ戦を消化しており、他チームとの試合消化数の差は最大で4試合、平均しても3試合は多い。既に17試合を戦っている名古屋は来週末にかけてさらに3試合を予定しており、リーグ中断を20試合消化の状態で迎えることになる。首位を走る川崎との勝点差は10に開き、直接対決はもうない。自分の手で差を縮められないもどかしさは、一足早くリーグを折り返してしまうスケジュールのスピード感も加わって、なおのこと追撃へと名古屋の選手たちを駆り立てる。やや不調の時期を乗り越え、清水からの快勝で再起動を果たしたチームだが、一度の好試合に浮かれることはない。ここ10試合のスパンで考えれば名古屋は5勝4敗1分なのだ。悪くはないが、上位争いにおいては得たかった勝点を大幅にショートしている。

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