赤鯱新報

【札幌vs名古屋】レビュー:北の大地で表現した“プラン通り”の極み。3連勝で上位追撃の態勢も整った。

■明治安田生命J1リーグ 第26節
8月25日(水)札幌 0-2 名古屋(19:03KICK OFF/札幌厚別/3,106人)
得点者:30’稲垣祥(名古屋)45’稲垣祥(名古屋)
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前提条件を揃えて勝ち筋を導き、プランを用意して準備に落とし込む。使える時間は短い中で、トレーニングとして成立するギリギリのラインを見極めて当日に持ち込み、試合前、試合が始まってからも調整と修正を繰り返して現実の勝利に手を伸ばす。これまでずっとやってきたフィッカデンティ監督の率いる名古屋の戦い方を、忠実にトレースして曲者を沈黙させた戦いぶりには、雨中ながらも復活の狼煙が上がった気がした。守ると決めて守る、攻め方はこれと決めて得点を奪う。そして勝つためには何でもする。指揮官は言った。「勝ったのでそういった判断は正しかった」と。らしくない連敗から脱した名古屋が、余勢を駆って真価の発揮につなげてきた。

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