超攻撃的から超守備的に転じた甲府。そのクラブの色は何色か?
シーズン開幕が迫ってきたJリーグ。切望したいのは、レベルの高い好試合だ。サッカーの発展に貢献するサッカー。引いて守るのではなく、高い位置からプレスを掛けていく、今日的で攻撃的なサッカーである。
加えて、クラブの色だ。川崎フロンターレは5年先、10年先、幾度かの監督交代を経ても、いまと同じ色のサッカーを貫けるか。それをクラブの色にすることができるか。
Jリーグ発足以来、25シーズンが経過したが、外部にも分かりやすい独自の色を構築したクラブを確認することはできない。定見がないクラブが目立つ。色を決めるのはクラブであって監督ではない。「ハリルホジッチではなく日本サッカー協会だ」といえば分かりやすいだろう。色がコロコロ変わるサッカーでは、クラブの求心力は高まらない。成績が落ちれば、ファンは途端に去って行く。相手のクラブからもリスペクトされない。
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